メリーホーム大喜/社会福祉法人あいち DRIVER'S REPORT
名古屋市瑞穂区にある社会福祉法人あいちが運営する特別養護老人ホーム「メリーホーム大喜」におじゃましました!
特別養護老人ホームは、介護が必要になった高齢者の方で、ご自宅での生活が様々な理由で難しくなった方が、基本的に終生ご利用いただける施設です。65歳以上で、介護保険制度を利用するための「介護認定」を受けられた方が対象となります。
特別養護老人ホームの役割として、比較的介護の程度が高い方が対象となります。現在の制度ですと5段階となっていますが、特別養護老人ホームは「要介護3」以上の方がご入居の対象です。
メリーホーム大喜は、社会福祉法人あいちが運営する特別養護老人ホーム。社会福祉法人あいちは「生きがい」の探求が理念。理念を具現化するためにメリーホーム大喜では、利用者さんの生きがい、ご家族のみなさんの生きがい、スタッフさんの生きがいのそれぞれをいつも考え、探求していく事を目指しているそうです。
メリーホームでは、「ひとりひとりに寄り添った個別の介護」、「終身の施設として看取りまで責任を持って対応する介護」を実践しています。日常の生活の中にレクリエーションなどのイベントを出来る限り豊富に取り入れて、利用者さんに季節感やちょっとしたハレの日の感動を感じていただけるよう工夫されています。また、スタッフさんに対しては、日常の介護や遭遇する看取りの体験を通して、少しでもご自身の生きがい感や死生観を深めてもらえるように研修会も実施しています。
明日、その研修会「生きがい研究会」を開催。「死生観」に関するセミナーとして、生まれ変わり研究の第一人者、中部大学の大門正幸教授の講演が行われます。ご出演いただいた理事長の岡さんは、「生きがい」の問題を考えるには必ず「死」の問題を考えなければならないとおっしゃっていました。メリーホームは看取りに積極的に取り組む施設。死の問題は、医療関係者が処理してくれる問題としてお任せになりがちですが、最近ではようやく「死を医療の手から当事者に取り戻そう」と言う考えが広まりつつあるそうです。メリーホームではまずスタッフさんおひとりおひとりが自分の納得する死生感を育むことが、日々、介護を通して「老い」と「死」に直面スタッフさんの生きがいを支えることになると考えているそうです。
大門先生の輪廻転生の研究は、科学の時代を生きる私たちの頭には受け入れやすく、またそれでいて、死んで終わりではなく、次の生へとバトンタッチしていくという希望を感じさせる研究です。
今回は「生まれ変わりの研究からわかったこと」というテーマで行われます。午後2時からで会場は特別養護老人ホームメリーホーム大喜5階の多目的ホール。参加は無料ですが、ご希望の方は一度お電話でお問い合わせください。
ご出演いただきました岡さん、ありがとうございました。
石川由香里
※放送後1週間お聴きいただけます。
◆特別養護老人ホーム メリーホーム大喜
◇愛知県名古屋市瑞穂区大喜1-5-5
◇TEL 052-889-6820