地域公共劇場連携事業「りすん」クリエイションツアー(名古屋市文化振興事業団) DRIVER'S REPORT
今日は今月三重・名古屋・高知で開催される地域公共劇場連携事業「りすん」クリエイションツアーについて伺いました。
愛知県出身の芥川賞作家・諏訪哲史さんの同名小説を、同じく愛知県出身の演出家・天野天街さんが舞台化した作品です。13年前、大須にある七ツ寺共同スタジオで初演を迎え、好評だったため、念願の再演ということで企画が始まったそうです。
こちらの作品は長期入院中の妹と、妹を付きっきりで看病をするお兄ちゃんの会話劇。入院中、隣で入院している患者に兄妹の言葉が録音されていることに気づきます。
さらに小説を書かれていることに気づき、自分たちが現実を生きているのか小説の中を生きているのかわからなくなってくるという不思議な物語だそうです。
二人のおばあさん(叔母さん)役の宮璃ありさんは「りすん」という題名もポイント。見ている方によって感じ方が違うので、結末はご自身で決めてください!とおっしゃっていましたよ。
主演の菅沼さんは「あかり、音響、映像、舞台美術と俳優が一体になっているところに注目していただきたい」とおっしゃっていました。プロジェクションマッピングなどもあるそうなので、迫力ある演出をぜひ楽しんでくださいね。
三重県は三重県文化会館、愛知は千種文化小劇場、高知は高知県立県民文化ホールで行われます。
皆さんぜひお越しください。
お話いただいた、菅沼翔也さん、宮璃ありさん、堤佳奈さんありがとうございました。
薬真寺伽帆
※放送後1週間お聴きいただけます。
◆地域公共劇場連携事業りすんクリエイションツアー
◇三重 9月17日(日)・18日(月)三重県文化会館小ホール
◇名古屋 9月23日(土)・24日(日)千種文化小劇場
◇高知 9月30日(土)・10月1日(日)高知県立県民文化ホールオレンジホール舞台上舞台