ドラゴンズとしては7年振りに沖縄での秋季キャンプが行われています。
少数精鋭、選ばれた10人が毎日鍛えられている様子は弊社のドラゴンズ情報や
中日スポーツの報道で皆さんがご存知の通り。
かつては毎年のように実施されていた沖縄秋季キャンプ、いったん廃止された際には
様々な理由が語られましたが、やはり「経費削減」が大きな要因だったことは間違いない
ようです。
中日に限ったことではありませんが、観客数の減少、年間シート販売の伸び悩み、
東京のTVキー局の”野球離れ”で巨人戦ローカル放送となることで放送権料収入の激減など
収入が減っているところへ、一向に減らない選手の年俸。
どこの球団も懐事情は厳しいのが今のプロ野球界です。
少数精鋭で、という規模になったのには経済的理由があることは否定できないでしょう。
こんな事情があって一部スポーツ紙ではナゴヤ球場で指導に当たっていた平野コーチを
沖縄キャンプに配置転換したことを「髙木監督、自腹でも連れて行く」という報道がなされました。
事の真相は定かではありませんが、「さもありなん」という気もします。
今回、そんな財政事情の中でも沖縄秋季キャンプを実施したということは、ドラゴンズが
「チームをもっと強くしたい、強くする」という意思表明のように感じます。
受け入れる沖縄県北谷町のみなさんも、9月中旬に突然秋のキャンプ再開の一報を聞き
準備を含め相当慌てたそうです。
今、沖縄で毎日練習に励む10人の選手にとって、プレーで結果を残すことが一番の恩返しで
あることはもちろんですが、心のどこかにこうした様々な人々の思いを感じ、忘れずにいてほしいと
思います。
私も今週沖縄で秋のキャンプを見せてもらいます。
その報告はまた後日!