大黒やラーメンから歩くことおよそ1時間、
ようやく「熊本城→○○m」の案内表示が出てきました。
熊本城を訪ねるのは20年くらい前に、城に程近い藤崎台球場で
当時の横浜とドラゴンズがナイトゲームを行った際に行って以来。
詳細は覚えていませんが、当時どこかを工事していて全部は
見ることができなかった記憶があります。
町の北側から城に向かったので、ほとんどの観光客が城に向かうのとは
逆からのアプローチになりました。
石段を登りついたのが二の丸広場。
お堀越しの本丸。壮大な光景です。
さらに先に進み、チケットを購入。
入場料は700円でした。
石畳の曲がった道を登っていくと
天下の名城と呼ばれる熊本城の大天主、小天守が目の前に。
西南戦争の際、熊本城は政府軍の拠点となりました。
南から攻めあがってくる薩摩軍と対峙する中、戦闘が始まる前に
謎の火災でともに焼失しています。
失火、今で言う薩摩のスパイが放火した、政府軍が志気を高めるため
敢えて火をつけた、などなど諸説あるそうですが真相は謎のまま。
小天主から入城します。
天主前の広場では、名古屋城の「おもてなし武将隊」のような?
「熊本城おもてなし武将隊」がステージをやっていました。
名古屋発の「武将隊」、各地がまねしましたがなかなかどうして
結構な人気で200人くらいの見物客が声援を送っていました。
まずは小天守に上がります。
狭い階段を登って一番上に出ると、南側はこんな景色
これは天守閣の南西角にある「宇土櫓」。
櫓といっても他のお城なら天守閣でも遜色ない立派な建物です。
この宇土櫓は、先にご紹介した西南戦争で天守閣が焼けた際
風向きのお蔭で延焼を免れ、築城以来400年が経つそうです。
名古屋城とちがってエレベーターがないので(エレベーターがある
お城がむしろ特殊)小天守、大天主ともに昇り降りするだけで
足にきます。
体の衰えを感じつつ、国の重要文化財「宇土櫓」へ向かいました。