「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2000年12月「都一中の我ら夢中人」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2000年12月24日(日) 午前6時15分放送
12月の番組審議会がこの程開かれ、毎週金曜日のお昼に放送中の「都一中の我ら夢中人」を審議しました。出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。麻創けい子、一色秀雄、岩崎建弥、土屋嶢、久本省二、松田好旦、以上の皆さん。また、東海ラジオ側からは、藤井道雄・取締役社長、杉山達也・常務取締役、梅田眞司・取締役報道制作局長、池田譲治・取締役業務局長、林 洋三・編成部長、小藤隆行・制作部長、伊藤英太郎・ディレクターが出席しました。
「都一中の我ら夢中人」は、毎週金曜日の午後0時20分から35分まで放送している、「邦楽に親しみを持っていただくこと」をテーマにした、民放では珍しい邦楽番組です。パーソナリティの都一中さんは東京生まれの48歳で、東京芸術大学音楽部邦楽科で、長唄三味線を学び、一九九一年に十二世都一中を襲名しました。以後、一中節家元として邦楽の普及のために定期レクチャーコンサートや講演コンサート活動を展開されています。この番組もその一環として東海ラジオで制作され、東京文化放送、大阪毎日放送でも放送されています。番組内容は、一中節の三味線音楽を中心にお送りしていますが、時には歌舞伎の演目を採り上げて、浄瑠璃がどのように使われているか、又、情景や場面に合わせて使われる歌や三味線の楽曲を、一中さんが実際に生で唄い、生で三味線を弾いて解説します。今回は、11月3日と11月10日に放送したものを審議しました。
意見の概要は次の通りです。
日本に住みながら邦楽を聴く機会が非常に少ないことを改めて感じた。三味線の邦楽番組は民放では非常にユニークなので、はじめは奇妙に 感じたが、パーソナリティの都一中さんの、一芸を極めた人の持つ説得力のあるトークで、違和感なく聴くことができた。三味線の音が非常にきれいで、良い音で録音されていた、などの意見が出ました。
一方、東海ラジオ側からは、二〇〇二年には邦楽が義務教育で採り上げられることもあって、この番組を通して邦楽の普及に少しでもお役に立ちたいと答えました。また、11月の聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などが一六七件で、普段より少なかったことを説明 しました。
以上が12月の番組審議会の概要です。