「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2021年5月 「東日本大震災から10年 防災の抽斗!」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
5月の番組審議会は、7日に開かれる予定でしたが、
新型コロナウイルスの影響により委員からの書面による意見提出となりました。
今回は、3月11日(木)午後2時から5時まで放送の
源石和輝!抽斗!特番「東日本大震災から10年 防災の抽斗!」について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
麻生知章、三摩真己、髙木久代、土岐正紀、籾山貢、山口禎一郎 以上の皆さんです。
この番組は、東日本大震災から10年経った被災地は今どのような状況なのか。
10年の間に一体どんなことが起きていたのか。
東海地方の人たちは被災地とどう関わってきたのか。
被災地から見えてくる課題を検証するとともに、南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくないと
言われる東海地方に生きる私たちが今備えるべきは何かを、
名古屋大学減災連携研究センター特任教授の新井伸夫さんをスタジオに迎え、
リスナーといっしょに考える生放送の特別番組です。
各委員の意見です。
「東日本大震災から10年の節目に、地震と防災をテーマにした特番を放送するというのは
大変意義深く、素晴らしい企画だと思う」
「災害を直接経験された方からの口伝えの防災情報が地域に生き残っているかどうかが、
次の災害への備えに関わってくると改めて考えさせられた」
「番組全体を通じて、様々な立場で震災に関わった人たちのリアルな体験談が語られ、
今後発生するであろう災害に対する備えの大切さに思いを馳せるきっかけになるような
番組構成となっている」
「取材した人たちの10年を振り返るインタビューでつなぐ構成は、
リスナーがそれぞれ10年前を思いだし、自らの東北との関わりを振り返るのに役立ったのではないか」
「どの放送局も震災から10年の節目という括りの報道が先行し、復興の難しさ、
元の生活に戻ることの厳しさを伝えきれていない。節目の無い復興の経過中であるがゆえに、
東海ラジオだからこそできる警鐘の仕方がもっとあるのではないかと感じる」
「インタビューを中心に置きつつ自分で考えることを軸に置いた構成は、
災害に対する人それぞれの向き合い方をリアルにかつ身近に感じることができ、
社会的に意義のある良い番組になっている」
「震災の体験談を話された一人一人にリスナーの心に訴える一言があり、なるほどと納得させられた。
また、体験談ごとの新井先生による冷静な説明により、リスナーは一層理解できたのではないか」
といった意見が出されました。
又、リスナーの皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、4月は77件で、
番組や当選した賞品にについての問い合わせが多かったことを報告しました。
以上が5月の番組審議会の概要です。
事務局 林直樹