「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2004年5月「子どもから大人へのSOS~深刻化する少年犯罪を考える~」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
004年5月23日(日) 午前6時50分放送
5月の番組審議会がこのほど開かれ、第42回「前島賞コンクール」ラジオ部門受賞作品「子どもから大人へのSOS~深刻化する少年犯罪を考える~」について審議しました。
出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。麻創けい子、小森裕作、是枝義人、高島良樹、松田好旦、山崎隆治、三浦昌夫 以上の皆さんです。また、東海ラジオ側からは、志村富士夫・代表取締役社長、杉山達也・常務取締役、林 洋三・取締役業務局長、犬飼俊久・報道制作局長、秋田和典・制作部次長、岩田玖也ディレクターが出席しました。
今回の番組は、毎週火曜日午前9時25分から5分間放送している、「癒し癒され人生応援団」の3周年を記念して「30分の特別番組」を制作したものです。今、十代の少年による犯罪が多発し、社会に大きな影響を及ぼしています。名古屋でも4歳の幼児が母親の交際相手の高校生に虐待を受け、殺害される事件が起きました。番組では、「青少年の『命の軽視』が何処から来ているのか」を検証し、「それを止める手立てはあるのか」を考えていきました。
それについて委員からは、
■「前島賞」が、今回で最後だというのはまことに残念ですが、歴史的な賞の最後にふさわしい番組だと思います。
■30分でも色々な意見が十分聞けました。
■週末の夕方というのは、ファジーな時間帯。家族で車の中で聞いていたとしたら、あまり面白くなかったのではないか。じっくり聴ける時間帯の放送がよかったと思います。
■意見が多岐に渡りすぎ、聴取者に伝わったかどうか疑問です。もっと焦点を 絞ったほうがよかったと思いました。
■出演者が多く、誰が話しているのかわかりづらかった。ラジオの特性を考えると、もう少しシンプルなつくりでもよかったのではないでしょうか。
■放送の「公共性」「社会性」を考えると大変いい番組でした。ただ、一回で終わるのは残念です。今後もこの種の番組の制作を続けてほしいと思います。
などの意見が出されました。
一方、東海ラジオ側からは、「審議委員からの意見を受けて、今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。また、聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、4月は104件あり、野球中継の実況担当者などの問い合わせや、人気アーティストの番組の生放送についての問い合わせが多かったことを報告しました。以上が5月の番組審議会の概要です。