「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2004年7月「もうひとつのフィールド・オブ・ドリームス」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2004年7月18日(日) 午前6時50分放送
7月の番組審議会がこのほど開かれ、5月30日(日)午後1時15分~午後2時まで放送されました日本民間放送連盟賞教養部門参加番組「もうひとつのフィールド・オブ・ドリームス」について審議しました。出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。麻創けい子、小森裕作、高島良樹、中山治英、松田好旦、山崎隆治、三浦昌夫以上の皆さんです。東海ラジオ側からは、志村富士夫・代表取締役社長、杉山達也・常務取締役、林 洋三・取締役業務局長、犬飼俊久・報道制作局長、秋田和典・制作部次長、岸田実也ディレクターが出席しました。
アメリカ・大リーグ。野茂英雄、イチロー、松井秀喜、松井稼頭夫。数多くの日本人が海を渡り、成功をおさめています。しかし、プロ野球経験者の活躍が目立つ一方で、海を渡ったのは日本のプロ野球を経験していないアマチュア出身の選手も数多くいました。根鈴雄二、30歳。1992年にアメリカの高校及び大リーガーを目指して渡米。2000年モントリオール・エクスポズのキャンプに自費で参加、マイナー契約を勝ち取り、わずか1年で3Aまで駆け上がりました。その後はアメリカ独立リーグ、メキシカンリーグ、カナディアンリーグ、そして今年再びアメリカ独立リーグに挑戦します。この番組では、彼の野球人生を中心に、同じく大リーグを夢見たアマチュア出身の日本人選手を追いかけ、世界中の若者が大リーグに何を夢みたのかを描いていきます。
それについて委員からは、
■あまり知られていないマイナーの世界を知り、メジャーリーグの裾野の広さを改めて知ることができた。
■グローバル化の中にあっても、まだまだ日本人には精神的な「鎖国」があると思っていた。しかし若者たちの中には、このような形で海外にチャレンジしていく人たちがいて、興味深く聴くことができた。
■ナレーションを元中日ドラゴンズの今中慎二氏がしていたが、別のプロのナレーターにしたほうが聞きやすいのではないか。
■全体を通して、根鈴雄二の人柄が、「ナイス ガイ」という好印象を持つことができた。
■彼ががんばっている姿は、少し元気がなくなってきて いる今の社会で、多くの人の励みとなるのではないか。
などの意見がだされました。
一方、東海ラジオ側からは、「審議委員からの意見を受けて、今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。また、聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、6月は161件あり、プレゼントに関する問い合わせが多かったことを報告しました。
以上が7月の番組審議会の概要です。