「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2005年7月「レッツ・シング なかがわ区のうた」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2005年7月17日(日) 午前6時50分放送
東海ラジオ放送 番組審議会からのお知らせです。
7月の番組審議会がこのほど開かれ、5月29日(日)の深夜2時15分~45分の間に放送された日本民間放送連盟賞エンタテイメント部門参加番組「レッツ・シング なかがわ区のうた」について審議が行われました。
出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。麻創けい子、小森祐作、高島良樹、中山治英、松田好旦、三浦昌夫、山崎隆治、以上の皆さんです。
東海ラジオ側からは、 志村富士夫・代表取締役社長、杉山達也・常務取締役、徳丸善一・常務取締役業務局長、犬飼俊久・取締役報道制作局長、秋田和典・制作部長が出席しました。
名古屋市中川区で、街づくりの活動を続けている住民グループ「はっけん・たんけん・中川区のまちの魅力発信隊」。グループのメンバーは、主婦・会社員・歯科医・蕎麦屋店主など顔ぶれもさまざま。グループでは自分たちの住む町を少しでもよくしようと、手作りのおまつりを企画したり、名所のボランティアガイドを設けるなどいろいろな活動をしてきました。その中で、「歌」を活用したユニークな活動がありました。まず、地元出身の武将、前田利家にちなんだ「前田利家音頭」がつくられ、そして昨年開通した「あおなみ線」にちなんだ「あおなみ旅情」が生まれました。これらの歌は街づくりの活動とあわせて、中川区に住む人々の心の中に広がっています。番組では、歌を活用して街づくりに取り組む住民グループの思いを、地元から生まれた歌とともに紹介しました。
それについて委員からは
■「最近よくアイデンティティということを意識させられる。自分探し、自分に帰る、自分は何をやりたいのか、自分は何をしてきたのか、ということなのだけれども、その中で地域すなわちその人が生活する拠点というのはまさに、自分探しと密接につながっていて切り離すことはできないと思う。その地域がどんなものであったのか、どんなものにしたいのかを探る。この番組からはそのうようなことが感じられ、なかなかいい番組であった。」
■「ナレーションの水谷ミミさんがこの番組にふさわしく、うまく表現をしている、中川区の紹介を、子供たちのコメントと大人のコメントを比較紹介したりしながらうまく表現しているなと思った。」
■「深夜の放送だということで残念だ。こうしたいい番組はもう少しいい時間帯で放送してほしい。再放送でも検討をしてみてはどうか」
■「このような活動は別の形で、他の地域でも実施されているような気がします。これをきっかけにリレー的に他の地域の活動を紹介していくような番組も実施してみてはどうか。」
■「あおなみ旅情についてはたいへんいいメロディだと思う。プロの作曲家にお願いをしてもなかなかいいものはできないということが多い中、素人の方が作られたこのメロディは本当に聞きやすくていい。」
■「町おこしとはこうゆうものを切り口にするといいという、アイディアを提案する番組としてはたいへんいい番組である。」
などの意見がだされました。
東海ラジオ側からは、「審議委員からの意見を受けて、今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。また、聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、 7月は、177件で、聴いて元気週間があったため、応募方法などのお問い合わせが多くよせられたことを報告しました。以上が7月の番組審議会の概要です。