「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2008年7月「太夫と才蔵の村」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2008年7月21日(月) 午前5時25分放送
7月の番組審議会がこのほど開かれ 、5月24日の午後9時~9時30分まで放送された 平成20年度日本民間放送連盟賞教養部門参加番組「太夫と才蔵の村」 について審議が行われました。
出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。 麻創けい子、小森裕作、高島良樹、野村 卓、宮崎眞知、三浦 昌夫、山崎隆治 以上の皆さんです。
東海ラジオ側からは、 志村富士夫・代表取締役社長、山中晃一・常務取締役制作局長、 近藤清・取締役業務局長、秋田和典・制作局次長、則武勝也・制作部長が出席しました。
平成20年度日本民間放送連盟賞教養部門参加番組「太夫と才蔵の村」は正月に家々を回り新春をお祝いするするとともに家内の安全と繁栄を願う祝福芸で愛知県知多地方に伝わる国の重要無形民俗文化財「尾張万歳」の歴史を紹介するとともに、尾張万歳家元の北川幸太郎さんと保存会のメンバーが「尾張万歳」を継承する姿を描く番組です。
これについて委員からは
■「非常に良く簡潔にまとめられてわかりやすい番組であった」
■「番組の出来栄えに感心するとともに制作された方の大変さを感じた」
■「初心者に尾張万歳を理解してもらうためには何回も放送する必要があり、この放送一回だけでは『こういう万歳がありました』という番組で終わって しまうもったいなさを感じた」
■「日本本来の文化芸能をともすれば忘れがちな我々に対してある意味ではとても面白い結び方であった」
■「尾張万歳をどうしても残してあげたいという番組制作者の情熱が聴いている人にも伝わるようにすべきだった」
■「今後テレビ局にお二人の芸を何らかの番組に取り上げてもらえるように働きかけていただきたい」
■「経済的な豊かさを得る陰で文化的豊かさが消えていくという皮肉を感じた」
■「残していかなければいけないけれど、消えていく背景を描くということ、それが時代を描くということでそれもラジオの役目であろう」
■「天野鎮雄さんを聞き手に起用したことがとても良かった。説得力のあるナレーションはこの番組にピッタリであった」
などの意見・要望が出されました。
東海ラジオからは「審議委員からの意見を受けて、今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。また、聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、 6月は174件 で 聴いて元気週間のプレゼント内容や応募方法、ガッツナイター応援団についての問い合わせが多く寄せられたことを報告しました。
以上が7月の番組審議会の概要です。