「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2009年2月「時代劇スペシャル 岡本綺堂作・半七捕物帳」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2009年2月21日(土) 午前5時45分放送
2月の番組審議会がこのほど開かれ、「時代劇スペシャル 岡本綺堂作・半七捕物帳」について審議が行われました。出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。 麻創けい子、小森裕作、高島良樹、野村卓、宮崎眞知、三浦昌夫、山崎隆治以上の皆さんで す。
東海ラジオ側からは、志村富士夫・代表取締役社長、山中晃一・常務取締役制作局長、犬飼俊久常務取締役、加藤康雄業務局長、角田功治制作局次長、原光隆報道部長が出席しました。
日本最初の探偵小説であり、捕物帳の傑作と言われている 「岡本綺堂作・半七捕物帳」は時代推理小説を「朗読をメインに、台詞をドラマ風に」という東海ラジオとしては新しい試みで、年末特別番組として放送しました。かつて岡っ引として数々の難事件・珍事件にかかわった半七老人を新聞記者の「わたし」が訪問し、茶飲み話のうちに手柄話や失敗談を聞きだすという構成で、明治時代にあって旧幕時代の風俗を回顧しながら、探偵小説としての謎解きの面白さを追及する趣向のストーリーです。今回は全68話から「化け銀杏」を抜粋して五夜連続でお送りしました。
これについて委員からは
■「半七役の語り口が良く、時代の空気が伝わるナレーションであった。」
■「効果音や音楽も良く、体験したことがない江戸の風俗や人情が伝わりその場に居るようなドラマ仕立てになっていた。」
■「アナウンサーだけで作るということに気概を感じた。」
■「原文のまま放送したが、これは読み込む力を試すのには大変良いことだ。」
■「力作だなと感じ、今後もチャレンジしてほしい。」
■「日本語を見直すという点でも良い企画」
■「15分番組だが、もう少し放送時間を長めに、ゆとりを持って作ったらどうか」
などの意見が出されました。
東海ラジオからは「審議委員からの意見を受けて、今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます。」と答え、続いて『半七捕物帳』は今年の10月編成で月曜から金曜の20分番組として放送が決まったことを伝えました。 また、聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、12月224件、1月96件で年賀状企画や、ワイド番組内プレゼントなどの問い合わせが多く寄せられたことを報告しました。 以上が2月の番組審議会の概要です。 (事務局 佐枝一史)