「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2015年9月「ラジオドラマ『うたこ先生〜ゆりかごを揺らす手が国を動かす〜』」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
9月の番組審議会が今月4日に開かれ、ラジオドラマ「うたこ先生〜ゆりかごを揺らす手が国を動かす〜」について審議が行われました。
出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。飯野達哉、岩瀬正明、土岐正紀、宮崎眞知、山口禎一郎、以上の皆さんです。
東海ラジオ放送側からは、小畑耕一代表取締役社長、田中康之取締役営業・制作担当、中村和範制作局長、梅沢尚志ディレクターが出席しました。
この番組は、女性教育に人生をかけた恵那市岩村出身の女性で、実践女子学園の創設者・下田歌子にスポットをあてた特別番組で、5月25日月曜、よる7時から放送されました。下田歌子は、わずか3万石の旧岩村藩から上京し、宮中に勤め、その才覚により皇后から「歌子」の名を賜ったほどの歌人でもありました。西欧を視察し、「日本未曽有の女傑であり才色兼備」とうたわれ、日本の女子教育の先駆者として活躍されました。岩村では今も『うたこ先生』と慕われている下田歌子ですが、地元以外ではその名はあまり知られていません。なぜその名が忘れ去られてしまったのか。彼女が目指したものは何だったのか。番組では、下田歌子の波乱万丈の人生をドラマ形式で紹介しています。
各委員の意見です。
「構成も良く、ナレーションも聞きやすかったが、場面ごとの音楽の切り替えはもう少し工夫があっても良かったのではないか」
「構成がオーソドックス過ぎて面白味や新鮮味に欠ける印象だった」
「女性のキャスティングが多く、それぞれの時代背景や役名などが分かりづらい箇所があった」
「ドラマ仕立てになってはいるが、ストーリー性という点では、少し物足りない印象を持った」
「登場人物が多すぎるせいか、ストーリーが分かりにくくシンプルさに欠ける」
「誰のためのエンターテインメントかという疑問が残った」
といった意見が出されました。
東海ラジオ放送からは「審議委員からの意見を受けて、今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。又、リスナーの皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情など7月が190件、8月が159件で、「かにタク言ったもん勝ち」で取り上げた菓子に関する問い合わせが多く寄せられたことを報告しました。
事務局 佐藤貴久