「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2015年7月「老いて学べば、則ち死して朽ちず 〜今に生きる佐藤一斎の訓え〜」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
7月の番組審議会が今月3日に開かれ、「老いて学べば、則ち死して朽ちず〜今に生きる佐藤一斎の訓え〜」について審議が行われました。
出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。岩瀬正明、大西信之、榊原啓治、土岐正紀、宮崎眞知、山口禎一郎、以上の皆さんです。
東海ラジオ放送側からは、小畑耕一代表取締役社長、田中康之取締役営業・制作担当、中村和範制作局長、岸田実也ディレクターが出席しました。
この番組は、「言志四録」の著者で岐阜県恵那市岩村町出身の江戸時代末期の儒学者
佐藤一斎の訓えとそれを継承していく人々を紹介していく特別番組で、5月23日土曜、午後2時から放送されました。先日行われました、平成27年日本民間放送連盟賞中部北陸ブロック審査会の番組部門教養番組で一位に選ばれた作品です。
佐藤一斎は、「この人物が居なかったら、日本の夜明けは無かったかも知れない」とも言われ、門下生には、佐久間象山、山田方谷、渡辺崋山がいます。彼の著書「言志四録」には、現代に通じる、学びの心が満載で、岩村の人々は今も、自分の生き方に自信を失ったり、迷いが生じた時に、この言葉の中からヒントを得たり、生きる希望を見出しています。また、現在ではこの「言志四録」を経営者にとってのバイブルとして勉強会などで採用されています。
各委員の意見です。
「ナレーターの蟹江さんはゆっくりとした口調で分かりやすく、インタビューされた人の声も
アクセントとなり上手く伝わってきた」
「恵那の方言をもう少し露出しても良かったのではないか」
「コンセプトが一貫して伝わる構成で、起承転結が明確な番組だ」
「おもてなしの精神が感じられず、日本人の謙虚さをもっと打ち出したらどうか」
「佐藤一斎の訓えがなぜ今も根付いているのかをもっと掘り下げても良かったのではないか」
といった意見が出されました。
東海ラジオ放送からは「審議委員からの意見を受けて、今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。又、リスナーの皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情など6月は167件で、公開録音や番組プレゼントに関する問い合わせが多く寄せられたことを報告しました。
事務局 佐藤貴久