「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2014年10月「放送基準の一部改正」及び『東海ラジオ秋の番組改編」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
10月の番組審議会が今月3日に開かれ、「放送基準の一部改正」と「東海ラジオ秋の番組改編」について審議が行われました。
出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。岩瀬正明、大西信之、榊原啓治、土岐正紀、宮崎眞知、山口禎一郎、以上の皆さんです。
東海ラジオ放送側からは、小畑耕一代表取締役社長、加藤康雄取締役業務・営業担当、角田功治取締役制作局長、田中康之業務局長、早川昌宏編成業務部長、北敏明制作部長が出席しました。
はじめに、日本民間放送連盟の放送基準が一部改正されるのに伴い、東海ラジオ放送 放送基準の一部改正が諮問され、『妥当である』との答申がありました。
放送基準の改正は7条文で、人権、差別解消に関わる規制の範囲を広げるため、放送基準第108条「私的な秘密事項の調査を業とするものは取り扱わない」を「人権侵害や差別の助長につながるかたちで、個人情報を調査・収集・利用するものは取り扱わない」と改正します。それ以外は関係法令等の変更に伴う所要の字句修正で、69条の「鉄砲」を「銃砲」に、127条と133条の「医療用具」を「医療機器」に、129条の「医業」を「医療」に、137条の「消費者金融のCM」を「個人向け無担保ローンのCM」に、140条の「登録された」を「免許・許可を受けた」にそれぞれ変更します。
続いて、平成26年度ナイターオフ編成と新番組について審議が行われました。主な新番組は、平日朝6時から「原光隆 はやバン!」、朝7時から「矢野きよ実の朝は矢野流」、正午から「日替わりラジオ コレカラ」、夕方4時から「山浦・深谷のヨヂカラ!」、土曜朝7時から「天野良春 パラダイスキング」、日曜正午から「源石和輝 音楽博覧会」で、改編率は50.6%です。
各委員の意見です。
「『源石和輝モルゲン』はある程度新しいターゲットを獲得したワイドと感じているが4年で打ち切った局の判断・思惑はどうだったのか」
「今回の改編は別として、落語番組の復活も検討していただきたい」
「大胆な改編だが“人の声と音楽”に注目していくコンセプトは共感がもてる」
「シニア世代をメインに、若者も意識したターゲットと相矛盾するコンセプトになっているが、その辺りにリスナー獲得の難しさを感じる」
「アクティブシニアをメインターゲットとしたかなりアグレッシブな改編だが、若者向きの番組の組み合わせ方も一考していただきたい」
といった意見が出されました。
東海ラジオ放送からは「審議委員からの意見を受けて、今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。又、リスナーの皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは306件で、東海ラジオ開局55周年記念イベント関連と「氷川きよし節」の放送時間変更に関する問い合わせが多く寄せられたことを報告しました。
事務局 佐藤貴久