「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2014年6月「大須演芸場盛衰記~笑ってさよなら~」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
6月の番組審議会が今月6日に開かれ、「大須演芸場盛衰記~笑ってさよなら~」について審議が行われました。出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。岩瀬正明、大西信之、榊原啓治、土岐正紀、山口禎一郎以上の皆さんです。宮﨑眞知委員長が欠席のため、委員長は大西信之副委員長が代行しました。東海ラジオ放送側からは小畑耕一代表取締役社長、加藤康雄取締役業務・営業担当、角田功治取締役制作局長、田中康之業務局長、早川昌宏編成業務部長、秋田和典ディレクターが出席しました。
「大須演芸場盛衰記~笑ってさよなら~」は、日本民間放送連盟賞番組部門教養番組参加作品で、5月25日(日)午後2時から45分間放送したものです。番組では、地方では珍しい常打ちの寄席、大須演芸場の変遷をたどり、演芸場で行われた「古今亭志ん朝独演会」などその業績も紹介します。また東京の寄席や大阪の天満天神繁昌亭と異なり、演芸の基盤の薄い地方で演芸場を維持することの課題も探り、更にリニューアルが予定される「新・大須演芸場」への期待と、寄席を愛する人たちの声も伝えます。ナレーションは俳優の天野鎮雄氏が担当しました。
各委員の意見です。
「天野鎮雄氏の人柄と大須演芸場になりきったナレーションがぴったりと合っていて楽しく聞くことが出来た」
「登場人物の紹介がないままオンエアされ、誰のインタビューか分かりづらい部分があった」
「再建策についてもう少し具体的な情報を紹介しても良かったのではないか」
「演芸場閉幕と言う暗い話題ではあるが、笑いを交えた演出で明るく取り上げた構成が良い」
といった意見が出されました。
東海ラジオ放送側からは「審議委員からの意見を受けて、今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。又、リスナーの皆さんから寄せられたご意見やお問い合わせ・苦情などは、5月は184件で、開局55周年に関した問い合わせが多く寄せられたことを報告しました。以上が6月の番組審議会の概要です。 事務局 佐枝一史