2025年10月「Saturday Flavor Special『東海』は誰 のもの?」について 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
10月の番組審議会が今月3日に開かれ、「Saturday Flavor Special『東海』は誰のもの?」 について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
三摩真己、髙木久代、山口禎一郎、佐渡浩、齋田太郎、鈴木清美
以上の皆さんです。
「Saturday Flavor Special 『東海』は誰のもの?」は、5月3日土曜、午前10時から1時55分までで放送した番組で、「東海」の定義とは何か。そして「東海」は誰のものなのか。東海の名称の歴史、東海を冠する企業や団体の取材、東海に関するリスナーの意識調査、東海ゆかりのアーティストの楽曲などを通して、「東海の正体」に立体的に迫った番組です
委員からの意見です。
「『東海』という地名の由来や歴史について、非常に濃い内容になっており、東海に縁のある人々を多く登場させた構成が効果的だった。一方で、答えの無い面白さを狙った番組であることは理解できるが、もう少しまとめや結論が欲しかった」
「身近でありながらあやふやな『東海とは何か』に焦点を当てることで、広い範囲のリスナーが一緒に考えながら楽しめる知的エンターテインメントになっていた。無理に結論を出さずリスナーに委ねたところが逆に良かったと思う」
「地域で暮らす人々が日頃思っていることを特別番組として取り上げたこと自体に意味がある。会話のやりとりが心地良く、リスナーの意見が番組に次々と反映されることで様々な疑問が解消されていく点も良かった」
「当たり前すぎて、普段あまり深く考えないことにスポットライトを当てていて良かったが、静岡の意見が名古屋寄りの視点だった印象を受けた」
「番組全体の構成として、興味を引く話を冒頭に持ってきて、蘊蓄を後ろに回せば、もっと多くの人を惹きつけられたのではないか」
「アカデミックな内容もあったなかで、トークも選曲も常にリスナーに寄り添っていて、長時間でも楽しく聴き続けることができた。今後も地域の放送局として独特な視点での番組を作り続けて欲しい」
以上が10月の番組審議会の概要です。
事務局 岸田実也
2025年9月「魔法が解けるまで~その日限りの鍵盤~」について 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
9月の番組審議会が今月5日に開かれ、「魔法が解けるまで~その日限りの鍵盤~」 について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
三摩真己、髙木久代、山口禎一郎、佐渡浩、齋田太郎、鈴木清美
以上の皆さんです。
「魔法が解けるまで~その日限りの鍵盤~」は、5月31日土曜、午後7時から8時までで放送した
特別番組で、ピアノ調律師としておよそ40年にわたり第一線で活躍してきた鈴木均さんに焦点を当てた番組です。
委員からの意見です。
「専門的なテーマでありながら、一般のリスナーも置き去りにしない構成だった。クラシック音楽に詳しくない人でも聴き続けられる番組になっていた」
「調律師の下積み時代や仕事の奥深さに引き込まれるとともに、調律がコンサートを支える重要な要素であることを実感できた」
「取材の現場でここまで深く掘り下げることは記者でもなかなかできるものではない。学生時代から音楽に親しみ、調律になじみがあった自分から見ても非常に面白い番組だった」
「調律師の鈴木さんが使う専門的な道具や動作を、源石アナがわかりやすい言葉に置き換えて実況することで、鮮明にイメージすることができた。番組全体がまるでひとつの楽曲を連弾しているかのような構成だった」
「全体としては題材も中身も素晴らしかったが、導入が冗長で、説明やイメージが頭に浮かびにくかった。番組の核心である『音の鮮度は2時間しかもたない』という驚きをもっと早く出すなど、起承転結の並びに工夫が必要だったのではないか」
「難しい話もあったが、徐々に具体的なピアニストのエピソードや、調律前後の音の違いの聴き比べに移ることで、鈴木さんの調律のすごさをリスナーも実感できたのではないか。最後は音楽に限らない若者へのメッセージにもなっていてよかった」
以上が9月の番組審議会の概要です。
事務局 岸田実也
2025年7月「飛島物語」について 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
7月の番組審議会が今月4日に開かれ、「飛島物語」 について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
三摩真己、髙木久代、山口禎一郎、佐渡浩、齋田太郎、鈴木清美
以上の皆さんです。
「飛島物語」は、5月25日日曜、午後7時から8時までで放送した特別番組で様々なメディアで「日本一裕福な村」と紹介される愛知県飛島村が抱える悩みや悲しい歴史など、飛島村の光と影に迫った番組です。
委員からの意見です。
「様々な関係者の声によって、村の歴史と現状へのもどかしさが浮き彫りになっていた。その地域に住むことに対しての誇りや生きがい、真の豊かさとは何かを考えるきっかけになった」
「街の音、インタビュー、音楽、ナレーションの構成がまさに物語になっていて良かった。人口減少と防災はどちらも日本の縮図であり、教養番組として若者に聴いてほしい内容になっていた」
「第二次世界大戦中、名古屋の市街地が空爆されないようにと飛島が偽装都市となって爆撃を誘導したという歴史は初めて知った。丹念に取材をしていると感じた。開発が制限されていて人口が増えないという解決できない課題よりも、村がこれまで乗り越えてきた戦争や災害の歴史を紐解く構成に絞ったほうがわかりやすかったのではないか」
「これから飛島村をどのようにしたら有効活用でき、魅力的な村にできるのかという提案があると良かった」
「村が抱える光と影の部分が丁寧に描かれていた。地方自治が抱える問題と向き合った番組を放送したことに意味がある。引き続き社会性のある番組を制作してほしい」
「報道番組であれば、飛島村側の意見やインタビューだけでなく、県や災害の専門家がこの村についてどう考えているのかなど、立体的な視野が必要だったのではないか」
以上が7月の番組審議会の概要です。
事務局 岸田実也
2025年6月「オールドルーキー」について 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
5月の番組審議会が今月6日に開かれ、「オールドルーキー」 について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
三摩真己、髙木久代、山口禎一郎、佐渡浩、齋田太郎、鈴木清美
以上の皆さんです。
「オールドルーキー」は、5月11日日曜、午後7時から8時までで放送した特別番組で2024年9月、52歳10ヶ月でスポーツアナウンサーとして実況デビューを果たしたTOKAI RADIO、源石和輝アナウンサーを追いながら、「スポーツアナウンサー」の特殊性や魅力に切り込んだ番組です。
委員からの意見です。
「野球実況に挑戦する源石アナの視点を通して、その舞台裏や難しさを知ることができた。トーンを抑えた穏やかなナレーションと野球実況の音声、関係者のインタビューが上手く構成され、聴くほどに引き込まれていった」
「元アナウンサーや現役の実況アナウンサー、野球解説者による説明に説得力があり、ワイド番組からスポーツ実況へと転向する源石アナの挑戦がいかに大変なことかがわかりやすかった」
「選手個々の状態を把握し、それらを踏まえ次の展開を予想できているかなど、元アナウンサー犬飼さんの言葉には実況の肝になる要素がたくさんあった」
「ラジオが再び注目されているタイミングで、スポーツアナウンサーという仕事に番組としてフォーカスしたことに大きな意味がある。この番組を聴くことによって、スポーツ中継の聴き方や感じ方が変わるのではないか」
「野球中継がワクワク感の共有を目指しているのと同様に、この番組によって源石さんの情熱が共有され、いま何かに挑戦している人への後押しになると良い」
「人事に関わることであり説明は難しかったのかもしれないが、源石さんの挑戦が業務命令なのか、会社が何を望んでいるのか、源石さんに何を期待して実況を担当させることにしたのかなどを知りたかった」
以上が6月の番組審議会の概要です。
事務局 岸田実也
2025年5月「Paradise」について 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
5月の番組審議会が今月9日に開かれ、「Paradise」 について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
三摩真己、髙木久代、山口禎一郎、佐渡浩、齋田太郎、鈴木清美
以上の皆さんです。
「Paradise」は、月曜から金曜午前9時から11時で放送し、「あなたの人生がパラダイスに!」なるように、オトナな音楽、ホットなエリア情報、役に立つ生活情報、ショッピング情報などの様々な情報を持ち寄って、ホッと一息つける時間を演出する番組です。
委員からの意見です。
「ベテランによる安定感のある程良いトークと選曲が心地良く、仕事の傍らや車を運転しながら聴きたくなる番組になっている」
「リスナーからのメッセージや話題をうまく取り上げながら、突っ込んでみたり砕けてみたりと、トークで惹き付けている番組だと感じていたので、音楽をメインに据えている金曜の構成には驚いた」
「金曜に音楽を充実させ、気分を盛り上げて平日最後の一日を頑張ろうという意図を感じる。企画自体にも選曲にもメリハリがある。曲について必ず丁寧な紹介があり、洋楽の詩の内容を簡潔に紹介している点も良い」
「神野さんの語りは滑舌が良くかつ自然体であり安心して聴くことができる。ライブについてのコメントからも常に前向きな生き方を感じられた。選曲もバラエティに富んでいて期待をもって聴ける番組構成になっている」
「リスナーに寄り添い共感を得る神野さんのキャラクターを中心としたトークには特色がよく出ている。一方で『人生がパラダイスになる』という番組のコンセプトに沿った、もっと奇抜で個性的な情報もあったほうが良い」
「番組で紹介されていた投稿とまったく同じ内容のものが別の局で紹介されていることがある。二重投稿について少なくとも常習性のあるものはチェックをする体制が必要なのではないか」
以上が5月の番組審議会の概要です。
事務局 岸田実也


