あの坂をのぼれば・・・ サトコのヒトコト
さて、「熊野古道伊勢路ウォーキング」の続きです。
ツヅラト峠を登り続けること約30分。
突然、目の前が開けました。
紀伊長島の街の向こうに、なんと海が広がります!
まさか、こんなところで海に出会えるとは思いませんでした。
眼下に広がる素晴らしい眺めは、
ちょっぴり険しい山道を登りきったあとの、まるで“ご褒美”のよう。
ずっとこのご褒美を味わっていたかったのですが、今度は峠を下りなければなりません。
標高357メートルからの眺めを名残惜しみつつ、峠を下り始めます。
そして、ツヅラト峠の頂上を離れてまもなく、語り部の河村さんが指をさしました。
『ここが、伊勢の国と紀の国の別れ道だよ。』
今は、国境を示すものはなにもありませんが、
昔はここが伊勢国と紀伊国の分岐点だったようです。
かつての2つの国をまたがって歩くなんて、
特に歴史が好きなわけではありませんが、昔のロマンを感じてワクワクしてしまいました♪
そして、実は、ここからの道のりが長かったのです。
歩けど歩けど、なかなかゴールに辿りつきません。
はたして、無事に峠を下りて、ゴールすることができるのでしょうか?
・・・次回に続く!