ここのところ、ずーっと食べ物の話題が続いていたので、今日は久々に真面目なお話を。

３月９日（月）放送の『安蒜豊三 ニュースファイル』で、“四日市公害と環境未来館”についてレポートしたのをお聞きいただけましたでしょうか？

３月２１日（土）にオープンする四日市公害と環境未来館。
大気汚染公害をテーマにした資料館は、おそらく日本で初めてです。

四日市公害をよく知らない若い人たちでも体感しながら理解できるように、展示にも様々な工夫がされています。

例えば、写真や映像にくわえて、当時の経験者の生の声をたくさん聞くことができます。
やはり実際に体験した人の声は、伝聞形で聞いたり、本を読んだりするのとは、伝わってくるものがまったく違います。

また、展示パネルがまだ読めない小さい子供のために、コーナーごとに布でできた“絵本”が設置されていて、絵本で四日市公害について理解することもできます。

こういった展示を見れば、小さいお子さんもきっと四日市公害について何かを感じ、受け止めてくれることでしょう。

この他にも、様々な角度から四日市公害についての展示がされています。

物事というのは、その一面だけ見ていても、真の全体像はわかりません。
大人にとっても数々の新しい発見があるとともに、２度と同じ悲劇を繰り返さないためにはどうすればいいのかを考えさせられる施設です。

この四日市公害と環境未来館。近鉄四日市駅から徒歩５分ほどの便利な場所にあります。
しかも、これだけ充実した展示内容にも関わらず、入場は無料です。

ぜひ１人でも多くの方に足を運んでいただき、世界の公害対策＆環境改善の拠点となることを願っています。