『007 スペクター』 気まぐれ映画評
『007』シリーズはすべてDVDで持っているくらい、
ボンドシリーズのファンである私。
最新作(第24作)、『007 スペクター』を心待ちにしていました。
きょうはそのレビューを。
ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じて今回で4作目。観終わった後に「ダニエル=ボンドも今作で見納めか…?」と思わせるような、完結編といった内容だった。冒頭のメキシコでの「死者の日」という祭で繰り広げられるアクションシーン、これは今作もすごいぞとワクワクさせてくれたし、ボンドの世界に引き込んでくれる素晴らしい演出だった。が…なんかそこから少しずつ地味になっていくというかなんというか…。唐突な展開に戸惑ってしまうところもあったし。もちろん面白いんですよ。でも、期待しすぎてしまっていたのかな、と。
全作を観ていると「あっ、ロシアより愛を込めて、だ!」など、過去作品へのオマージュがふんだんに盛り込まれていて、ニヤリとする。ダニエル・クレイグ版の『007』3作品は観ておいた方が、一層『スペクター』を楽しめるのではないのかと思う。あと「Q」がいい味を出してくれていたと思う。アストン・マーチン、乗ってみたい。オメガの時計もいいな。
唐突な展開と書いてしまったが、まあいろいろな粗さを内包しながらもそれでも140分しっかり楽しませてくれたことは間違いない。時間があればもう一度見るだろうし、DVDも買うだろう。なぜならやっぱり『007』シリーズは楽しいから!!