気まぐれ映画評『ゼロ・グラビィティ』 気まぐれ映画評
きょうは
興奮の冷めないうちに
『ゼロ・グラビィティ』を取り上げます。
3Dと2Dがありますか、絶対に3Dでご覧ください。宇宙という、ほとんど味わった人がいない空間を疑似体験するには、3Dです、絶対に!と断言できるくらいの革新的な技術が素晴らしいです。宇宙を体験できますよ、本当に。
ライアン博士(サンドラ・ブロック)とコワルスキー飛行士(ジョージ・クルーニー)のふたりしか出てきません、と言っても過言ではありません。宇宙というのは「無」で「孤独」な空間なんですね。事故でスペースシャトルから無重力空間に投げ出されてしまったふたりのサバイバル。宇宙から見た地球は本当に美しいが、音もない、空気もない宇宙で死と向き合うふたり。そのふたりの会話も十分な聞き応えがあり、ほとんど顔を見せることがなくてもジョージ・クルーニー、サンドラ・ブロックは流石だなと思わせてくれます。きれいな映像、革新的な3D技術、その美しい舞台での「死」の恐怖との戦い。何度も繰り返しますが、3Dでご覧ください。
2013年に公開された洋画で一番かも。