『快挙』 日々
いま、
東海ラジオ10階フロアに飾られている、
信楽焼のトロフィー。
平成24年度文化庁芸術祭賞ラジオ部門で大賞を受けた、
『よみがえる話芸 節談説教』の
栄誉を称えるものです。
東海ラジオでは43年ぶりとなる
芸術賞大賞。
先輩たちの快挙に、
私も社員の1人として誇らしい気持ちです。
この番組を制作した秋田和典プロデューサーは
62歳。
定年を迎えた後も
制作部でご活躍です。
私がすごいと思うのは、
60を過ぎてなお、
新しいものを作ろう、見つけ出そうというその意欲です。
レギュラー番組を抱えながら、
それとは別に番組を制作するということは
簡単に言えば「仕事が増える」ということ。
サラリーマン感覚だと、
「仕事が増えても給与が増えるわけではない」ということになります。
それでも、
「いい番組を作ろう」という意欲。
本当に尊敬します。
キャリアを重ねるにつれ、
「これくらいでいいだろう」とか、
「まあいっか」という気持ちが芽生えてくるものです。
その気持ちを克服した秋田さんは
根っからの制作マン、ラジオマンと言っていいでしょう。
国から表彰される番組が
「いい番組」というわけではありませんし、
表彰されずとも、いい番組はたくさんあります。
でも、
後に続くものとしてはたいへん刺激を受けました。
番組制作に携わった皆さん、
本当におめでとうございます。