『稲葉さんの御仏前に』 日々
きょう、
3年間の韓国でのコーチ業を終えて帰国した
落合英二さんと共に、
故・稲葉光雄投手コーチのご自宅を訪問いたしました。
落合さんがドラフト1位で入団したとき、
肘を痛めていて投げられなかった落合さんに
付きっ切りで指導祖手くれたのが稲葉さんでした。
婚姻届の保証人も稲葉さんだったそうです。
私よりもずっと深い絆で結ばれた稲葉さんと落合さん。
稲葉さんは何度も何度も、
「いつになったら英二がドラゴンズのユニフォームを着るんだ」と言っていました。
お仏壇の周りには
笑顔の稲葉さんの写真と共に、
通算100勝のウイニングボールが飾られていました。
そして、
現役当時のグラブも。
私が感動したのは、
書棚にあった『伝わる話し方』『論理的な話し方』という2冊の本。
コーチ業でも野球解説業でも「話し方」というのはとても大切だと思いますが、
それを本を読んで真剣に身に付けようとしていたとは、
いかにも稲葉さんらしいな、と、
改めてその人柄に触れることができた気持ちになりました。
彰子夫人と、落合英二さんと、私。
稲葉さんのことを語らいながら、
大切な1時間を過ごすことができました。
稲葉さん、
私たちは頑張ります。