『中竹和也・日本調教師会会長』 日々
きのう、わたしがJRA栗東トレーニングセンターに訪れたのは、中京馬主協会会報「ふれあい」の取材のためでした。わたしがお話しを伺ったのは中竹和也調教師。わたしが競馬に興味を持ち始めたころには障害競走の騎手として活躍していました。1998年に引退、騎手から調教師へ転身。調教師としてG1・3勝を含む684勝(2025年3月3日現在)を挙げる、押しも押されもせぬ名伯楽です。
現在60歳の中竹師ですが、調教師として28年目(わたしのアナウンサー生活と同じです)。30代前半に、難関と言われる調教師試験を、わずか2度目の受験で突破した方でもいらっしゃいます。そして現在、日本調教師会の会長という要職を務めています。
約1時間のインタビューでしたが、さすが会長を任せられる方です。理路整然とした語り口で、競馬界の過去、現在、未来を明確に聞かせていただきました。会報が出来上がる前ですので内容につきましては詳しく話せませんが、一つだけ。わたしが「調教師としての今後の夢は?」と聞いた時の、中竹師の答えです。
「日本ダービーを勝ちたいとか、個人として思う夢はもちろんあります。ですが、わたしたちは、馬主さんの夢を叶えるのが仕事です。中竹きゅう舎が、馬主さんの夢を託されているんです。だから、わたしの夢どうこうというより、夢を叶えるお手伝いができるよう全力で馬、競馬に向き合います」。
カッコいい!
調教師としてはもちろん、日本調教師会会長として、これからも日本の競馬会を引っ張っていってください。