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直球勝負!大澤広樹

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『金銀銅』 日々

きのうに続いて、きょうも中京競馬場でトークショー。ゲストにはパラ陸上・大島健吾選手をお迎えしました。

大島選手は、東京2020パラリンピックでは混合4×100mユニバーサルリレーで銅メダルを獲得。さらに杭州2022アジアパラ競技大会では、男子100mで金メダル、男子200mで銀メダルを獲得。金、銀、銅の3種のメダルを持ってきてくれました。



このメダル、傷だらけです。きょうもご自身のバッグから無造作に取り出し、驚きました。これには理由があります。大島選手はアルバイトで学童保育の指導員をしています。そして、このメダルを小学生の首にかけてあげたり、自由に触らせてあげているそう。「みんなで獲ったメダル」という言葉を体現していて、胸が熱くなりました。義足で生活する姿、競技に向かう姿を含めて、子どもたちにはこれ以上ない「先生」でしょう。きょうも教え子が最前列で見守っていました。



生まれつき左足首から先が欠損していた大島選手。しかし、小、中学校ではサッカーや水泳、そして高校ではラグビー部に所属。障がいがあっても、それをいい意味で特別視しない、こちらの思い込みで一方的な制限をかけない。とても勉強になりました。

きのうの伊藤智也選手、きょうの大島健吾選手。共通するのは「明るさ、前向きさ」。どうしても「障がいを乗り越えて努力する姿」というストーリーを描きがちですが、本人たちはカラッとしたもの。もちろん言い表せない苦労などあるのかもしれませんが、「元気があればなんでもできる」というのは、このふたりのようなことなのだと痛感しました。



2026年にはアジアパラ競技大会が、愛知県で開催されます。「障がいがあるのに頑張っている」という角度ではない、新しい発見、視点があった2日間でした。司会者として本当に価値ある時間を過ごさせてもらいました。「ありがとうございました」と関係者がわたしにお礼を言ってくれますが、わたしこそ「ありがとうございました」という清々しい気持ちです。

次の土、日も中京競馬場でトークショー。中日ドラゴンズ平田良介コーチ、そして岩瀬仁紀さんにお越しいただきます。

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