『名古屋城こども王位戦 決勝大会』 日々
きょうは将棋「名古屋城こども王位戦」の決勝大会・表彰式。わたしはことしも司会を務めました。名古屋城の本丸御殿で行われた決勝。その後の指導対局は、藤井聡太王位(七冠)と杉本昌隆八段という超豪華なイベントです。
藤井王位(七冠)のと同じ空気を吸えるだけでもうれしいでしょうが、盤面を挟んで指導を受けられるなんて、うれしくてたまらないでしょう。一生の宝になったはずです。
河村たかし名古屋市長も加わっての表彰式。小学1年生から中学3年生まで、東京都や栃木県、兵庫県の参加者も優勝、準優勝者に名を連ねていました。まさに全国規模の大会です。小学1年生の準優勝は女の子でした。女の子にもどんどん指してもらいたいです。
第8回を終えた名古屋城こども王位戦。これからも子ども棋士たちの憧れの舞台として続いてくれることを願っています。
東海地方の棋界の発展を支える中山則男・指導棋士六段に、下の写真のものを見せてもらいました。
駒箱のふた。「香一筋 升田幸三」の文字。升田幸三!? 実力制第四代名人・升田幸三。数々の伝説を残した天才棋士です(ぜひWikipediaでいいので調べてみてください)。あの升田幸三の書が、いま目の前にあるなんて。中山先生に聞くと、昭和30年代のものらしいとのこと。右下の落款、ちょっと見づらいですが「名人之上」とあります。「名人之上」を目指すという意か、それとも自分は名人より上の存在なのだという意味かわかりかねます。しかしいかにも升田幸三らしい四字。
杉本先生も、この駒箱をスマホで撮影していました。