『頑張れ、ベテラン』 日々
きょうはナゴヤ球場に2時間ほど行きました。練習をしていたのは大野雄大、福谷浩司、松葉貴大、小笠原慎之介、高橋宏斗の5選手です。
きのうまでの東京ドームでのジャイアンツ戦、先発登板したのは福谷、柳裕也、大野選手という顔ぶれ。今季は悔しい思いをしていることが想像に難くない3選手でした。そして福谷選手は1年3カ月ぶり白星、大野選手は負けはしたものの6回まで無安打投球。2人の魂込めた投球が見られてとてもうれしかったです(柳選手は次回登板でやってくれるはず!)。
おっと、大野選手を発見。負けた投手に声をかけるとき、わたしはかなり悩みます。現役時代の吉見一起さんと話していたときに何度も「調子が良くても負けたら意味がない」とか「まあ、負けたから駄目ですね」などという言葉を聞いてきました。
わたしが選んだ言葉は「大野さん、うれしかったよ。あの投球を見せてくれてありがとう」でした。そこからきのうの試合についてあれこれ取材。ストレートの力にはかなり手ごたえを感じたようでした。そしてなにより次の登板、さらには来年も楽しみになりました。
「SNS用に写真撮っていい?」「う~ん、そんな顔にしましょう」、そんなやり取りがあって…。
下記の表情(笑い)。役者です。その明るさやリーダーシップで、これからもドラゴンズをけん引してくれなければいけない選手です。
次は9月1日(日)DeNA戦でしょうか。楽しみで仕方がありません。あとは白星を。
もう誰も記者がいない時間だったので、福谷選手には大きな拍手を送りました。こちらは勝ち投手。「おめでとう!」とこちらも悩むことなく声を掛けました。2軍で結果を積み重ねていたころとはまた違う笑顔だったように、わたしには写りました。頑張った、なんていうとひと言で済んでしましますが、ほんとうに地道に根気強く、頑張った福谷選手。次は30日(金)DeNA戦でしょう。わたしはスタンドから声援を送る予定です。
球団職員の谷哲也さんとゆっくり話しました。「大島や大野や福谷が頑張っている姿を見ていると、こちらも頑張ろうという気持ちになりますよね」。わたしも将来を嘱望される若手選手の活躍も楽しみですが、どうしてももがき苦しみながら這い上がってくるベテラン選手に惹かれます。がんばれ、ベテラン。