『酷暑のナゴヤ球場で』 日々
きょうの名古屋は38.2度を記録しました。夏休み、お盆休みというかたも多いでしょう。ちなみにわたしは16(金)、19日(月)に有給休暇を取っていますので、4連休です。
きょうのような、営業職として仕事量が少ない日はナゴヤ球場に行く絶好機。38度あろうが構いません。
バッティンググローブもよく乾きます。
2軍は遠征中ですが、大野雄大、柳裕也、涌井秀章、中田翔、根尾昂選手などの姿もありました。柳選手から「一軍の試合を喋っているアナウンサーの名前はもう忘れました」と言われました(笑い)。そんな冗談はともかく、絶対に、必ず最後はローテーションに戻ってきてほしいです。今季の開幕投手なのですから。
わたしにとって日傘に日焼け止めが必需品の日々。杉山翔大ブルペン捕手から「大澤さん、白くないですか? ちゃんと取材してます?」と。48歳、もう日焼けはできるだけしたくないのです。
加藤潤通訳と話をしていると、そこに小銭を持ったキューバ出身の育成、カルロス・モニエル選手がやってきました。正直に言うと、彼のことは名前はギリギリわかる程度で、取材をしたことはいままでにありません。そのモニエル選手が自動販売機で「リアルゴールド」を2本、購入しました。「缶が小さいから、2本飲むんだなあ」と思っていると、その缶をわたしの方に持ってきました。ええっ、おごり?? 取材をしたこともないし、年齢もかなり離れているし(調べてみたら23歳)、ダメダメ、大丈夫です。加藤通訳に渡してあげてくださいよ、と伝えたのですが、加藤通訳も「せっかくですから大澤さん、どうぞどうぞ」ということになり、わたしはモニエル選手に「リアルゴールド」をご馳走になったわけです。
リアルゴールドを飲みながら、キューバにこの飲み物はあるのか、コカコーラはどうだ、暑さは日本と比べてどうか(モニエル選手の故郷は、この時期は最高32度、最低25度くらいらしい)、などなど、初めてお話しさせていただきました。でも、考えてみるとキューバで大学を出てからいきなり日本に来て野球をするなんて、辛いこと、苦労したこともたくさんあったでしょうね。
モニエル選手との出来事をSNSにポストしようと思いカメラを向けると、加藤通訳が「2人で撮りましょう!」と言ってくれました。わたしがその写真をポストした後、モニエル選手が練習を終えて戻ってきました。そこでわたしがiPhoneの画面を見せて「Xに投稿したよ!」と伝えました。モニエル選手はわたしに「この写真をもらえないか? キューバの家族に見せたい」と言ってくるではありませんか。
インスタグラムのメッセージ機能で写真を送り、「写真を送ります。頑張って。応援しています」とスペイン語でメッセージも届けました(スマホの翻訳機能、スゴいですね)。
よく知らない日本人のオジサンと写った一枚の写真。
キューバのご家族に、ご子息が日本で頑張っている姿を届けることができたかもしれません。そしてわたしは今後、モニエル選手の活躍を心待ちにして応援していきます。