『谷元さんからのLINE』 日々
きょう、所用の為にナゴヤ球場へ。いつもの「試合がない日に単独取材」です。
29日のDeNA戦で、桑原選手の打球が左手薬指に直撃し負傷降板した橋本侑樹選手。30日に「左環指末節骨骨折」と診断されました。その橋本選手がきょう、ネットスローを行っていました。えっ、もう投げられるの!?
「あの試合でも、あと2、3球投球練習して、痛みと投げる感覚をマッチさせて、続投するつもりでした。そうしたら、大塚コーチが【バツ】マークを作って。やっぱり投げたいんですよ。リリーフだと次の登板がいつかわからないし、ほかのピッチャーにも迷惑がかかるし、とにかく投げたかった」と橋本選手。投げる気満々だったんですが「いま思うと、大塚さんの判断に救われました」と感謝していました。
左手薬指、腫れています。これでもかなり腫れが収まってきて、橋本選手は「2日間で曲げられるようになったので、投げるまではもう時間がかからないと思います。もうすぐです」と話していました。が、焦らないでほしいというのがわたしの思い。すると「でも谷元さん(圭介、北海道日本ハムファイターズ打撃投手)からLINEが届いたんです。焦るな、って」。
昨季限りで現役を引退した元チームメイトの谷元さん。いまでも中日のことを、かつての同僚のことを気にかけてくれているんです。橋本選手も「あの谷元さんからのLINE、うれしかったです」と笑顔を見せていました。
「来週、8連戦ありましたよね。そのあたりに」。いやいや、早すぎるでしょ。「じゃあ、オールスターゲーム明けですね。大塚さんにLINEします」と、明るい笑顔で取材に応じてくれた橋本選手。その表情から、痛みはあると思いますが、順調に回復してくれていることは間違いないでしょう。
今季すでに27試合に登板しているチームの大切な戦力。でも焦らずに。谷元さんも応援しています。