『ナゴヤ球場で』 日々
きのうはバンテリンドームナゴヤへ、きょうはナゴヤ球場へ行ってきました。所用です(笑い)。
いままでもブログに書きましたが、「ドラ番の数が少ない日のナゴヤ球場」がもっとも取材をしやすいんです。2軍本隊は遠征中、なのできょうを選んで行ってきました。
やっぱり、きょうナゴヤ球場に行って良かったです。いろんな選手に、一対一で話を聞くことができました。
スーツにネクタイ姿のわたしに「大澤さん、暑そうですね!」と声をかけてきてくれたのが梅津晃大選手。5月17日に出場選手登録を抹消された梅津選手。5月25日のウエスタン・リーグ広島戦では7回4安打1四球2失点の好投。次の登板日は…予想できますよね。
今季の目標を「一軍完走」に置いていた梅津選手。そのことについては「もう達成できなくなってしまった」と悔やみながらも、「一年間けがで離脱することなく過ごす」と気持ちを切り替えています。春の沖縄キャンプでは、誰もが認める、文句なしのボールを投げていた梅津選手ですが、3月に入っての体調不良などで、不安を抱えたままの開幕でした。1勝は挙げましたが、梅津選手の力は本人も周囲も、こんなものではないと思っています。
僭越ながらわたしは梅津選手に「1軍と2軍、合わせて100イニングと考えてみたらどう?」と提案しました。いま、1軍で26イニング、2軍で7イニング、合わせて33イニング。あと67イニング。体の状態さえ問題なければ、問題なくクリアしてくれるはず。もちろん、ここから2軍戦でのイニング数が増えていなんてことは、わたしは思っていません。でも、梅津選手が一軍で最も多く投げたのは、2020年の43回と3分の1イニング。100イニングを超えたら一つの壁を乗り越えたといえるはずです。
次の1アウトが、梅津選手の再スタートです。
結局は昨年に手術した左肘の回復具合なんです。すでに開幕前から「その日になってみないと肘の状態がわからない」くらい、日常生活でも痛みが出ていたそう。それでもなんとかしていた大野選手、2回持たずKOだった阪神戦でも「ブルペンではなんとか行けそうだ」と感じていたそうです。でも、人間は知らず知らずのうちにブレーキをかけてしまします。ブルペンで「なんとか行けそうだ」と思っていた大野選手のボールを受けていた中野栄一ブルペン捕手から、降板後には「全然ボールが来ていなかった」と教えられたそうです。
首脳陣から「しっかり中6日で投げられるようにしてくれ」と言われた大野選手、いまは「その状態まで肘が戻ってきた」と手ごたえを感じています。でもきのうの試合後、浅尾コーチと「あとちょっと」と意見が一致したそう。そう、あとちょっとです。
でも、こちらの写真の笑顔を見ると、何か安心しませんか(笑い)?
ドラゴンズはまだまだ役者が控えています。
あと、まだきょうのタイミングでブログに書くのは早いと思いわたしの心の中にとどめておきますが、福谷浩司選手からいい話を聞くことができました。福谷選手とわたしは母校が同じだから応援していると思われがちですが、いやいや、わたしは彼の一言一言から多くのことを学びます。福谷選手は「note」でご自身の考えを丁寧に綴っていますが、一人でも多くの方に読んでいただきたいです。
会えば会うほど、取材すればするほど応援したくなるドラゴンズ。これからも「その場」を見つけて、作り出して、皆さまにお伝えしていきます。