『ハチワンダイningバーで、球王と』 日々
きのうはお誘いをいただき、池下にある「将棋バー」の『ハチワンダイningバー』へ行きました。将棋を指しながら食事やお酒を楽しめるお店、知ってはいましたが、お邪魔するのは初めてです。
店内は将棋ファンでびっしり。その中に元中日ドラゴンズ平田良介さんが!そして『聴く将棋』3月のゲスト、岐阜県岐阜市出身・宮嶋健人四段が! 平田さんはかつてプロ野球界の将棋No.1「球王」に輝いた実力。そして宮嶋四段は子どものころからドラゴンズファン。平田さんのユニホームを持参していました(しっかりサインもゲット)。
水明氏作の将棋駒。いわゆる「盛揚駒」。藤井聡太八冠と杉本昌隆八段が使用した駒です。美しい…。
平田球王と宮嶋四段の対局。二枚落ち。平田さんは生まれて初めてのプロ棋士との対局で、興奮が隠せません。
わたしは特等席で観戦しましたが、平田さん強い! 「球王」のタイトルに疑いなし。筋の良い手でうならせていました。
午後10時前、今度は杉本昌隆八段がご来店。平田球王対杉本八段(二枚落ち)が始まります。
杉本先生も「強いな」と感心しながら一局。ラストは杉本先生の玉があと一手で「詰む=平田球王の勝ち」という状態から、王手の連続で狙い通りに即詰みに仕留めるという。プロのすごさを見せつけてくれました。かっこよかったです!
いやあ、楽しいなあと思っていたところに平田さんから「大澤さん、一局指しましょうよ!」とのお誘い。我が子以外で人と対戦するなんて、何年振りなのでしょう。ギャラリーもいるし、緊張しました。序盤、わたしが指しなれていない作戦を取ってしまい、早々に作戦負けで劣勢に追い込まれます。が、そのまま負けるわけにはいきません。隣で杉本先生が「五分ですね」とつぶやくくらいに巻き返し、粘って粘っての将棋。
しかし、わたしに良い攻め筋が見つからず、平田さんの勝利に。
「負けました…」。悔しい!
スマートフォンで差すのではなく、「対人」の緊張感は何とも言えない心地よさと緊張感がありました。やっぱり将棋は面白い。
「将棋が好き」と言い続けて、イベントやタイトル戦でMCをお任せいただいたり、番組『聴く将棋』がスタートしたり、プライベートでこうして棋士の方と交流したり。ありがたいことです。
夜7時に入店し、お店を後にしたのは深夜1時でした。久しぶりの午前様でした。