『岐阜提灯』 日々
きょうも岐阜に向かいました。訪問したのは株式会社オゼキさま。明治24年創業、「岐阜提灯」を作り続けている会社です。
尾関年彦社長のご厚意で、「絵付け」を見学させていただきました。伝統工芸士の猪原崇光さん。
職人さんといえばピリピリしているもの、とわたしは思っていました。しかし、猪原さんは筆を持ちながらでもわたしの質問に答えてくれます。とても共感したのは「力が入っているとうまく描けない」というお話。適度な緊張と緩和、どんな仕事でも、どんな場面にも当てはまる気がします。
それにしても素晴らしい技術。平面ではなく描きづらいに違いありませんが、それでも複数の提灯に同じ絵柄を描き上げていきます。
ショールームいっぱいに提灯が展示されています。壮観です。
尾関社長は野球がお好きなこともあり、ああだこうだと長居してしまいました。
わたしは将棋が好きなので、将棋駒や将棋盤に興味があります。提灯もそうですが、日本の伝統工芸品というのはなんとも言えない風情を感じられます。
尾関社長、ありがとうございました。