『城山先生 ありがとうございました』 日々
東海ラジオのサッカー中継、サッカー番組などで解説を長らく務めていただいた城山喜代次さんが、12月4日、亡くなりました。71歳でした。きのう、お通夜に参列いたしました。
わたしがサッカー取材を担当していたのは2016年から2019年の4年間。本当に親しくさせていただきましたし、勉強させていただきました。サッカーを担当する以前から「大澤ちゃん大澤ちゃん」と声をかけていただき、とても親しみやすく、失礼ながらイジったりしても笑いをもって返してくれる、大好きな存在でした。
中京大学や中京大中京高校サッカー部監督としてチームを率い、輝かしい実績を残した城山先生。東海地方のサッカー界に与えた影響はとても大きく、一緒に取材していても、次々と城山先生に元にあいさつに訪れる関係者多数。まさに「城山山脈」と言っていいような関係を築いていました。それも全て、大きく包み込むような城山先生のお人柄によるものでしょう。
サッカーのことになるととても熱くなり、放送中でも名古屋グランパスがチャンスを作ると「よしっ!」「そこっ!」とアナウンサーより先に大きな声を出す城山先生。楽しかった。訃報が届いてから、2017年J2「名古屋vs.岐阜」の実況中継を聴き直しました。名古屋グランパスとFC岐阜、地元の2チームが顔を合わせる。わたしはどうしても実況したくて、スポンサー集めに奔走し、放送にこぎつけた思い出があります。いま思えば、営業職をすでにやっていたわけです(笑い)。城山先生から「大澤ちゃん、放送できて良かったなあ」と声をかけられ、握手したことを忘れません。
2019年に担当を外れてから、わたしはスタジアムに行きづらくなり、取材現場から足が遠ざかりました。必然的に、城山先生とお会いする機会が減ってしまいました。会いたいなあ、食事にお誘いしようかなあ、そんなことを思いながら、数年が経ちました。
最後にお話ししたのはいつだろう。思い出せません。あれだけお世話になったのに。こんな急に亡くなるなんて思ってもいませんでした。城山先生とお話ししたい、ばか話をしたい。とにかく後悔しています。連絡すればよかった。会いにいけばよかった。
城山先生、ありがとうございました。面白いおっちゃん、城山先生。カッコよかったです。ありがとうございました。ありがとうございました。