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直球勝負!大澤広樹

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『2001年7月22日、横浜スタジアム』 日々

きょうはバンテリンドームナゴヤで、プロ野球オールスターゲームが行われます。ナゴヤでは2016年以来、7年ぶりの開催になります。


2017年7月14日のナゴヤドーム(現バンテリンドームナゴヤ)


ことし、わたしは球場に行くこともありませんが、7年前は実況を担当していました。解説は鈴木孝政さん、前田幸長さん。



オールスターゲームの実況はおそらく最初で最後の機会だろうから「オールスターゲームならではの実況をしたい」と強く思っていました。そこで、1球漏らさず伝えるいわゆる「ラジオ実況」から離れ、もちろん打席結果やその選手の魅力は伝えながら、鈴木さんと前田さんの「オールスターゲームの思い出」を軸に、3時間の「プロ野球番組」として放送してみました。試合後、ふたりから「きょうの放送は格別に楽しかった」と言っていただいたことを強く覚えています。普段、自分自身では「いい放送ができた」と思うことはほとんどないのですが、この日はわたしも手ごたえを感じたひと試合でした。

きのう、元阪神の横田慎太郎さんが、脳腫瘍のため28歳の若さで死去したことが報じられました。横田さんの2軍戦での引退試合「奇跡のバックホーム」はテレビドラマにもなりました。ご冥福をお祈りいたします。

2001年7月22日、わたしはオールスターゲームの取材のために横浜スタジアムにいました。その試合、割れんばかりの拍手に包まれたハマスタのマウンドに上がったのは近鉄・盛田幸妃選手でした。盛田選手も1998年に脳腫瘍で戦列を離れ、大手術。そこから3年後、見事に復活を果たし、ファン投票で選出されてのマウンドでした。わたしは盛田選手がマウンドに立つとき、記者席を離れてスタンドでその光景を見つめていました。涙が出ました。マウンドに帰ってきた、しかもオールスターゲームという大舞台で。そしてこの大きな拍手。今のように携帯電話にカメラが付いているのが一般的な時代ではありません。写真は一枚もありませんが、脳裏に焼き付く忘れられない光景です。

横田さんの死去、そしてきょうからオールスターゲーム。そんなことを思い出しました。

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