わたしが人事異動で、7月から第一営業部に属し「兼アナウンサー」となることをブログで公表したのが5月29日（月）。たくさんの反響がありました。そしてたくさんの人に会い、きょうまで直接お話しして、説明したりの日々が続いています。気にかけてくれる方が多いのはありがたいことです。そしてきょうはこの人に会いました。CBCテレビ・若狭敬一アナウンサーです。朝9時過ぎ、LINEが届きました。「きょうどこかでお茶でもどう」と。

同い年、同じドラゴンズ担当の若狭アナにはどう伝えようかと考えているうちに、5月30日（火）深夜11時41分、長文のLINEが届きました。わたしが読んだのは翌日でしたが（笑い）。

いやあ、心に響くメッセージをもらいました。若狭アナもわたしも9月で48歳になります。定年退職まで12年、もう干支ひと回りで定年です。若狭アナが言うのは「48歳からの12年の過ごし方が、その後の人生に大きく影響するんじゃないかと思い始めている」ということなんです。簡単にまとめてしまえば。

わたしも全く賛成します。60歳以降の人生の為に、これからの12年、種を蒔き、水をやっていかなければいけません。わたしが2021年に保育士の資格を取ったのも、まあ自分の可能性を広げるためでもあります。その一方で、アナウンサーという職業とどう向き合うか。若狭アナとの会話で参考になること、勉強になることがたくさんありました。

ドラゴンズ担当アナといえば若狭アナ、とファンの皆さんがイメージするほど、彼は頑張ってきました。そして今も『サンデードラゴンズ』『ドラ魂KING』『スポ音』と、ラジオ、テレビでドラゴンズを伝えています。そこに全国ネットの『THE TIME,』レポーターが入ってくるわけです。多忙極める若狭アナですが、実は「実況」を担当しているのはテレビ、ラジオで月に1度だけ。すごく取材しているように思いますが、若狭アナが球場に来て選手、関係者と会話するのはその実況を担当する1、2日だけなんです。それでも、ラジオ、テレビであれほどまでにドラゴンズを語り、選手たちの信頼をつかんでいるんです。すごいことです。この若狭アナの「手法」、そのままわたしにも当てはまる、いや、当てはめなきゃいけないと思いました。これからわたしに許される、ドラゴンズと関わる時間は1、2日になるのでしょう。その時間をどう過ごすのか。若狭アナを見習います。

きょう、わたしは若狭アナに言いました。「僕が子どもの頃から描いてきた、目指したアナウンサー像を若狭は体現している。テレビでラジオでドラゴンズに関わって、全国ネットの中継にも出演して。はっきり言ってうらやましい」と。

若狭アナからのLINEを皆さんにお見せしたいくらいですが、それはわたしだけの宝にします。60歳以降の人生も楽しむために、これからの12年、テーマを持って試行錯誤していきたいです。