『挫折からのキャリア論』 日々
きょうは7月からの異動先である営業部で、簡単なレクチャーをしていただきました。26年も東海ラジオ、放送業界にいるのに知らないことばかり。改めて、新入社員の気持ちで学ばないといけないという気持ちです。
わたしはこういう時、本に助けを求めます(笑い)。辞令が出てから、営業系の本を手に取る機会が増えました。
それはそれとして、最近読んで面白かったのが『挫折からのキャリア論』(山口真由、日経BP)。「東大を全優で卒業」「財務省に入省」「ニューヨーク州で弁護士登録」、まぶしいほどの経歴の山口真由さんの「失敗談」が詰まった本です。
「失敗、失意、喪失、挫折。そのときの感情をできるだけ新鮮なまま凝固させて結晶体にしておきたい。そして、時々それを取り出してペロペロなめる」という「飴玉」概念。
嫌なことは誰でもさっさと忘れたい。でも、わたしはどちらかというと無駄に記憶力の良さが発揮されて、その時の苦々しい思いが思い出されて、ああ嫌だと思うことが多いタイプです。でも、山口さんはその「飴玉」を舐めてこそ、というわけです。
そういう考え方もあるのかと、新しい発見がありました。