『子どもは40000回質問する』 日々
みなさんは「好奇心」がある方ですか? 歳を重ねるとともに、好奇心というのは薄れていくと考えられています。わたしは毎日ブログをアップするということを課しているので、必死にネタを探します(笑い)。それでもなんとなく「まあ、そんなこと知らなくてもいいや」とかたずけてしまうことが増えている気もします。
先日、わたしが手に取った本『子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力』を読みながら、あれこれ「好奇心」について考えていました。
決して「子育て本」ではありません。ちなみにタイトルにある「40000回」というのは、ある研究で「子どもは2歳から5歳のあいだに『説明を求める』質問を計4万回行う」と推定されているそうです。わたしの子どもは6歳ですが、確かに「なんで?」「どうして?」とよく質問します。でも「幼児がいつでも好奇心に満ちあふれているというのは、よくある誤解」で、「幼児の好奇心は大人に対して依存状態」であるとのこと。つまり、親が子どもの問いかけに対してどのように応じるかで決まると書いてあります。ちゃんと応えないと、質問しなくなってしまうのです。
子どもに対してだけでなく、大人が好奇心を持ち続けるにはどうすればいいのか。そして好奇心を育むうえで、鍵となるのが「知識」とも指摘されています。なんとなく今の日本では「詰め込み教育」と言って否定的にとらえられがちですが『いくら才能があっても、基本的な知識が不足していれば、学力を伸ばすことも、関心の領域を広げることもできない』とあります。
インターネットと知的好奇心との関係性についても興味深い考察でした。Wikipediaで答えを見つけても、すべてを理解したわけではないのです。
子どもの質問に「ちゃんと応える」。そして自分自身、いまからでも好奇心を持ち続けることを意識して生活していきたいものです。