『村田兆治さん』 日々
きのう夜、用事があったので実家に帰りました。その際、自室で一冊の本を探しました。やっぱりあった。11月にお亡くなりになった元プロ野球選手・村田兆治さんのご夫人、淑子さんが書いた本『明日ありて よみがえれ!マサカリ投法』。1984年12月刊行、村田さんが右肘手術から2年ぶりに復帰したシーズンのオフのことです。翌年、村田さんは「サンデー兆治」と言われ、毎週日曜日に登板し17勝を挙げる大活躍。その年の夏、わたしが宿題の読書感想文のために読んだのが『明日ありて』でした。
当時、わたしは小学4年生。内容はちょっと難しかったような気もしますが(笑い)、それくらい野球が好きでしたし、右膝の手術から復活した村田さんは、一つの社会現象にもなっていたんです。マサカリ投法も子供心にカッコよく思えました。ファミコンソフト『プロ野球ファミリースタジアム』でも「フーズフーズ」の「むらた」は、大エースでした。
わたしはお話ししたことはありません。ただ、球場でお見かけすると「あっ!村田だ!」と、積極的に挨拶していました(笑い)。「おはようございます」と丁寧にあいさつを返してくれた村田さんでした。
きょうの『Live!Dragons』。鈴木孝政さんは村田さんと「離島甲子園」などで信仰が深く、きょうは村田さんの話題にも触れていただきました。空港での一件も、そして火事によって命を落としたことも残念でなりません。いろんなことを思いながら、改めて『明日ありて』を読み返しました。