『契約更改』 日々
きょうは朝からナゴヤ球場でドラゴンズ秋季キャンプの取材です。屋内練習場では鈴木博志、藤嶋健人選手がそろって100球近く投げ込んでいました。
左膝手術から復帰へリハビリを続ける石川昂弥選手。
国指定の難病の手術を受けた福敬登選手が、早くもネットスローを開始。頑張れ!
グラウンドにも大きな声が響きます。
そして契約更改交渉が夕方から始まりました。
まずは今季未勝利に終わった勝野昌慶選手。200万円ダウンの推定1900万円でサイン。
「10分くらいで終わった。ケガが多いけれど、期待はしているからとお話ししていただきました。フェニックスリーグで痛めた左足は痛みもなく、普通に動けています。でもキャンプ中に通常メニューは厳しいかなと。(4月に左脇腹を痛める)ケガする前はいい感覚で入れていたし、ボールは良かった。でもなかなか勝ちつかず、ケガしてしまった。もったいない、悔しいシーズン。ここというところでの失投で勝ちを逃していた。そこが勝てるピッチャーとそうでないピッチャーの違いだと。なかなか勝てないので、自分の中ではそこまで勝ち星を、というよりゲームを作るということを意識してやってきたんだけれど、内容も良くなかった。自分で壁を乗り越えていかなきゃいけないかなと思っている。シュートを覚えることもそうだし、スライダーの精度を上げれば幅も広がる。技術的にはそういうところ。すごくコントロールがいいわけではない。ファウルを打たせたりするために球威を上げる。そのためにトレーニングをやっている。ファンの方も期待してくださっていると思うし、首脳陣の方も期待して使ってくれている。ことしはその期待を裏切ってしまった。1年間投げ続ける、勝てるピッチャーになりたいと思う。春キャンプの腰はぎっくり腰。4月の脇腹は、甲子園に苦手意識があって、ちょっとフォームを変えてでも低めを意識としてやっていたら体を潰しすぎた。フェニックスは足が滑って肉離れしました。ケガの防止はケアとトレーニングしかない。出力に耐える体を作らなきゃいけない。姿勢が良くなったし、ランニングも疲れにくくなった。ここまで追い込んだことはなかったので、変わった。オフは急速アップというところで、ドライブラインに挑戦しようと思っている。重たいボールを使っていこうと。笠原さんが行っているところを紹介してもらって。ずっと興味はあったが、肩肘大丈夫かなという不安があった。でも思い切って挑戦しようと思い決めた。なにか変えようというところ。まだ先発なのか中継ぎなのかはっきりしていない。ことし先発やりながらもやもやしながら投げていた。先発なら先発一本でいくと決めて。先発が向いているのかなという疑問が一番大きくて。球種が多いわけではないし、先を見据えてとか打順とか考えて投げるのが苦手。中継ぎで押すというのがあっているんじゃないかなとか、モヤモヤしていた。いまは先発としていくというのが一番。聞かれたら中継ぎをやりたいと言う」
岡野祐一郎選手は30万円ダウンの推定850万円。
「ことし5月に神宮で投げた試合はいい投球だった。試合を作るという投球を続けてやってほしいと言われました。続けていかないと信頼される投手にはなれない。悔しかった。ケガをしてしまったのは反省、今後ないようにしたい。コロナも含め、後半一軍に戻ってやり返せなかったのは悔しい。一軍と二軍ではレベル違うが、一軍で結果を欲しがりすぎた。勝負強く来季はやれたら。球種が多いので、その球種を偏らず惑わせるようにと思っている。今の球種の精度を上げる。平均球速が他の投手より遅い。トレーニングだったり、フォームだったりで工夫できれば。高校の後輩が入ってくる。山浅くんとは10歳離れている。気を遣って名前を出してくれた。二軍ではバッテリーを組めると思うが、一軍で組めるように、お手本となれるように頑張っていきたい。来季は中継ぎでも先発でも勝利に貢献したい。勝負強くやっていきたい。結果が欲しくていいところに投げていたらボール判定で苦しくなっていった。もっとゾーン内で勝負できるようになっていければ、こちらが有利のカウントになってくる。そのために平均球速のアップに取り組んでいたり、変化球の精度を上げていきたい。フォークが一番自信がある。取り組んでいるのは2つ。チーム全体でシュート。もともと投げていた。あとはスライダー。フォークだけに頼らないように。山浅?連絡は取っていません。シュートボール、相手のシュートにウチがやられることが多かったと立浪監督が言った。絶対ではないが、チャレンジしてほしいと落合コーチから言われた」。
「ほぼほぼ現状維持みたいなものだが、20万アップ。自分で足りていないところは自分でわかっていだろうからと言われた。その通りだと思う。1打席あるかないか、そういう立場だったのでそこで結果を出したかった。1打席で結果を求められるので、スタメンなら4打席5打席ある。1打席だけになると、相手も中継ぎと当たることが多いので、キレだったり、スピードだったり、1打席で仕留められる精度がなければいけない。そこが難しい。1打席しかないのだったら、覚悟を決めてこのボールを一発で捉えるくらいの気持ちがなければいけない。(同級生鵜飼、後輩岡林の台頭)後半守りからの方が自分が生きていけるのではないか。シーズンずっと一軍にいればスタメンのチャンスも巡ってくる。途中から少ないチャンスをもらって結果を出していくしかない。イメージしているのは、ミスショットをなくす。何球も甘い球が来てくれるわけではない。打撃練習、特にマシンなら10割とらえられなきゃいけない。そう思ってやっている。その確率を上げていきたい。鵜飼とか岡林とかは輝いて見える。自分はそちらの方向ではない、コツコツ頑張っていきたい。 大事なのは分析力。打者と投手の兼ね合いで守る位置が変わってくる。それを正確にできるようになりたい。守備には自信がある。外野でやっていきたいし、そこで勝負していきたい。オリックス安達さんに毎年、自主トレでお世話になっている。来年もそうなると思う。打撃でもバント、右打、打席の考え方も参考になる。バッティングについても聞いていきたいと思う。日本シリーズ、試合に出た時に守備でも打撃でも存在感がある。さすがだなと思った。体が強い。トレーニングもストイック。一回りくらい歳が離れているが、ついていくのが大変。もっと自分は量を増やさないといけない。そんなにトレーニングやらないでくれと思うくらい」。
毎年、思うことですが、みんなの前で自分の収入を発表するって、野球界の慣例ですが不思議なイベントですよね。会社員では考えられないというか、人に聞くことが憚られるようなことですからね。