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直球勝負!大澤広樹

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『キングカズが観たい』 日々

キングカズことサッカー三浦知良選手が、今季からJFL・鈴鹿ポイントゲッターズに所属し、プレーしています。わたしはずっと観にいきたかったんです。55歳でもプレーを続ける三浦選手。最後にプレーをしている姿を観たのは横浜FC時代に、長良川競技場でのFC岐阜戦のはず。もう何年前になるのでしょう。とにかくわたしはキングカズを観たかったんです。三浦選手、怪我から復帰してここ数試合は途中出場が続いていました。きょうはホーム「三重交通グループ スポーツの杜 鈴鹿」での試合日。このチャンスは逃せません。三浦選手が試合に出なくてもいい、ベンチ入りしてアップしている姿を観られたらそれでも十分だと思っていました。家族三人、車で鈴鹿へ向かいました。初めてのJFL観戦です。



きょうの鈴鹿市の最高気温は26度。強い日差しの中での観戦。お客さんは1,900人を超えていました。三浦選手は先発メンバーではありません。



「運命よ、そこをどけ。俺たちが通る。」という横断幕、なんかすごく響く言葉でした。



相手はMIOびわこ滋賀。



試合が始まって5分もしたころでしょうか。我が子が「かき氷が食べたい」と言い出しました。仕方ない。スタジアム外のキッチンカーに並びます。



この暑さでかき氷が大人気。なんと行列に並ぶこと40分…。前半はほぼ試合を観ることなく、ただ行列に並んで終わりました。辛い…。仕方ない…。



スタジアムDJのアナウンスのおかげで、行列に並びながらも0-2とリードを許し、1点を返して前半が終わったことはわかっていました。まだ、三浦選手の出場はありません。

さあ、後半です。あ! 三浦選手がアップを始めています。これだけでちょっと感動。




試合は鈴鹿が逆転、3-2とリードして大詰めを迎えます。



そして後半44分、ついにその時が来ました。三浦選手がキャプテンマークを巻き、ピッチに立ちました!




カズだ、カズが試合に出ている…。

約5カ月ぶりのホームでの出場に、サポーターからも大きな拍手が起こりました。




約5分間の出場、得点機会を演出することはありませんでしたが、必死にボールを追う三浦選手の姿をわたしも目に焼き付けました。そして試合終了。鈴鹿が3-2で勝ちました。

チームメイトと抱き合い、また兄でもある三浦泰年監督と抱き合い、喜びを分かち合っていました。




こんな笑顔でサポーターに喜びを伝え、年齢など関係なくサッカーを楽しんでいる三浦選手。素晴らしいのひと言です。



三浦選手が現役を続けることに対し、いろいろ厳しい声があることはわたしも十分に知っています。でも、三浦選手は純粋に大好きなサッカーをプレーしているだけのこと。わたしは続けられる限り、いつまでも三浦選手にはプレーしていてほしいです。勇気をもらったというか、なんと言っていいのかわかりませんが、わたしにとっては素晴らしい時間になりました。

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