アナウンサー 一覧に戻る

直球勝負!大澤広樹

  • radiko.jp

カレンダー

ブログ内検索

RSS2.0

[login]

a-blog cms

『堂上直倫 自分に勝った一年』 日々

きょうはドラゴンズ秋季練習はお休みでした。わたしがきょうのドラゴンズ取材担当、ドラ番。しかし、きょう東海ラジオではドラゴンズの情報をお伝えするコーナーがないので、ブログでお伝えします。

朝9時過ぎ、わたしはナゴヤ球場に到着。この秋の練習はフリー、お任せとなっている京田陽太選手が汗を流していました。そして屋内練習場に入ると、きれいに野球用品が並べられています。



その数、約1,200点。これは小笠原慎之介選手が社会貢献活動「THE PROJECT 11 ~世界に野球を届けよう~」として、自身が提供したり、チームメイトや友人から募ったり、チャリティーオークションなどで集めたもの。この野球用具を、アフリカ西部のブルキナファソに贈ります。

こういうことがあると、わたしも勉強になることがたくさんあります。まずはブルキナファソの位置、人口約2000万人、そのうち野球人口は約600人規模。アフリカ内では野球が盛んでナショナルチームがあること、北海道日本ハムファイターズがブルキナファソの野球を支援していること、来年にはブルキナファソ初の野球場ができること…。小笠原選手、勉強の機会を与えてくれてありがとう。そしてなんといっても素晴らしい活動です。



小笠原選手は「小さい頃からこういうことをやりたいと思っていた。この機会を逃してはいけないと思った。野球は本当に素晴らしいスポーツと再確認できた」と話していました。新品のシューズはそのほとんどが小笠原選手が購入したものです。そう、ブルキナファソの子どもたちはその多くが裸足。靴を履かず、いや、靴を履けない子どもたちが広場で野球をやっているのです。それで小笠原選手はシューズを寄贈することにしたのです。



僕は元々、取材していても雑談をしていても明るい小笠原選手のことが好きなのですが、彼はもう何年も前から、自分のことだけではなく、広い視野で野球界を見ているスケールの大きさみたいなものを感じさせてくれる男です。ことしは初の10勝、そしてこのオフにアフリカ野球界への用具の寄贈。立派です。



いつかブルキナファソの野球場で、小笠原選手が子どもたちと野球をする。そんな日が来たら素晴らしいですよね。これからも小笠原選手にはドラゴンズだけでなく、野球界を引っ張っていってもらいたいです。



その野球用具が並べられているすぐそばで、黙々とダッシュを繰り返し、バッティング練習をしてはボールを自分で拾っていたのが堂上直倫選手。今季の一軍出場はわずか16試合。自身のキャリアでは3番目の少なさ。しかし2軍では76試合で2割9分4厘、4本塁打。この数字だけ見ても、手を抜かずにしっかり準備してきたことがわかります。

堂上選手に話を聞いてみたいと思い、しばらく待っていました。すると休憩中の堂上選手がわたしを見つけ「もしかして僕ですか?いいですよ! 早い方がいいですよね」とすぐに応じてくれました。ありがとう…。



「(この秋は)パワーアップできるようやりたい。パワー、キレを出したい。二遊間を守れないと意味がない。今年のオフが一番きついんじゃないかな。練習、ランニング、厳しめに設定しているんで。走る量、トレーニング系に時間を使っている。そこからバッティングにつなげていきたい。メニューがちゃんとあるんで、やれています。ことしファームがほとんどで、それでもいつか(チャンスが)来ると思って準備していて。いろいろバッティングに関して試したいこともあったので、かなりことしはいろいろやれた。自分にとっては成長だったと思う。上で結果出すために、本当にファームでしっかりやった。そこは自分に勝ったな、と思います。打つ方は大好きなので、打てるようにどうしたらいいか、常に考えてやれていた。若い子が多いので、しっかりやっていないと。そういうところを意識しました。(昨年引退した)藤井淳志さんも大野奨太さんもすごい練習するし、そういういい先輩を見てきたから、ことしやれたと思う。福ちゃん(福田永将選手)も同じ気持ちだと思います。一軍かどうかは僕が決めることではないので、僕は結果を出して準備するだけ。やるべきことをやろうというだけでしたね。上で結果出すために、このままじゃダメだと思って、やったことないことやろうとか、そういう感じでしたね。(年齢は大島、大野奨太の次、内野手最年長)自分が20歳の頃、その年齢と思うと恐ろしいなと(笑い)。でも、なってみると変わらない。普段、グラウンドの中外で若い子が見ているので、悪い見本にならないよう気をつけています。僕もいろんな人を見てたんで、そういう風になりたいなと思います。
年を感じること? 野球のことは歳は関係ないです。捕れるボールが捕れないとか、そういうのは体のキレの問題なので。正面で入れるはずなのにという打球をバックハンドで捕ったり、そういうことがあったのでもう一度、作り直さなきゃいけないと思いました。野球のことは絶対に歳のせいではありません。自分の体、技術のせいです」

来年は35歳になる堂上選手。きょうの取材でも、椅子に座ったままでいいところを、わざわざ立って丁寧に答えてくれました。後輩たちが見ています。ことしは「自分に勝った」と言えるなんてカッコいい。来年は一軍で思う存分にプレーして、後輩のお手本となってください。ありがとうございました。

  • FM 92.9MHz / AM 1332kHz / radiko
  • MIKUNIYAMA 92.9MHz
  • SHIPPO 1332kHz
  • TOYOHASHI 864kHz
  • SHINSHIRO 1332kHz
  • UENO 1557kHz
  • OWASE 1062kHz
  • KUMANO 1485kHz
  • ENA 801kHz
  • GERO 1485kHz
  • TAKAYAMA 1485kHz
  • KAMIOKA 1458kHz
TOKAI RADIO BROADCASTING.COMPANY LIMITED All Rights Reserved.
radiko NOW PLAYING