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直球勝負!大澤広樹

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『戦力外通告』 日々

きょう、中日ドラゴンズは10選手に対して来季の契約を結ばないことを伝えました。長年、プロ野球を取材していますが、慣れないというか、気が進まない取材というか…。

まず、引退ではなく退団、現役続行を目指す平田良介選手。



中日ドラゴンズ代表から引退をするか自由契約にするか、来季の構想には入っていないと言われ、自由契約を選択させていただいた。次に向かって声がかかるかわからなが、準備はしている。引退の話をされたのが9月17日ヤクルト戦、三振をした日、土曜日。その日に立浪監督から引退の話をされた。少し考えさせてくださいとお答えした。返事をしたのが月曜日。引退ではなく、自由契約をお願いしますと。僕自身すごく中日ドラゴンズが好きで愛着もる。中日ドラゴンズで引退したいと今でも思っている。その中で、盛大なセレモニーはできないと言われ、引退する時は例えばTシャツがあったりとか、映像が流れて僕がマウンド付近まで言って話をさせていただく、それが自分の中での最後かなと思っていた。が、それはできない、日にちもないし、盛大にはできないよと言われたので、17年間の野球人生の最後としては違うのかなと感じたので、それが最後の理由になったのかなと思うんだけれど、現役を続けようという最後の一押しになったかなと。すごく迷ったが、最後のセレモニーの形を聞いた時に、そうじゃないかなと思ったので、声をかけられるかはわからないが自分で幕を引くよりは、次がある可能性に賭けて自由契約を選択した。立浪監督から聞いた時は「結構すぐなんだな」と思った。今年がまたダメだったら引き際だと思っていた。求められていたものが代打で、期待に応えられなかった自分がいた。引退も考えていた。きたな、とそうか、という気持ちもあった。家族からはそれだったら辞めなくていいんじゃないと言われた。最後がちょっと中途半端かなと、中途半端で終わるのはリョウスケらしくないんじゃないのと言われ、自分でもそうかなと。
阪神2軍コーチの工藤隆人さんから連絡をいただいて、まだできるんじゃないのと声をかけてもらった。病気(異形狭心症)に関しては去年はネクタイも閉めれなかったし、ネクタイを締めると2分で呼吸がしづらくなった。いまは大丈夫、運転もできる。病気に関しては95パー以上治っていると見ていいと思う。ケガの多い選手だったけれど、年を追うごとにケガは減っていっている。心配はしなくていい。体自体も動いている。いま辞める時ではないなと思っている。2022年のシーズンの入り方としてはちょっと違うなという入り方になった。引退をかけて自主トレからやってきたし、ただチーム方針として若手主体ということを知らなかった。岡林、鵜飼がスタメンで自分が代打のポジション、すごく悔しかった。自分だったら打てる、自分だったら捕れる、そう思っていた。若手を教えるというより、自分を一番に考える選手がプロ野球選手だと思っている。教えようという気持ちはなかったですし、若手が活躍するのは嬉しい反面、悔しい気持ちもあった。試合に勝つのは嬉しいけど、他の選手が活躍するのは嬉しいけれど悔しい、これが野球選手としての気持ち。17年間でうれしかったのはビールかけ。リーグ優勝、クライマックスシリーズ勝利、ビールかけは思い出に残っている。悔しかったのはシーズン中の不調の時。不調の時は鬱っぽいときがあったと思う。嗚咽がすごかったり。そういうことを体験していた時期もあった。野球を小学校1年の時に始めてプロ野球を知ったのが2年生の秋くらい。なんでも一番になりたい性格なので、目標がプロ野球選手で活躍すること。プロ野球選手になれていい思いもたくさんして、苦しかった時の気持ちよりも嬉しかった時の感覚が忘れられない。またあの感覚を味わいたくて、プロ野球選手でありたいと思えている。独立リーグ?いや、その時はもう引退します。今年特に思ったのが、すごく歓声をいただいたなと。打席に立つたびにたくさんの声援をいただいた。その時は1番嬉しかったし、まだまだ応援していただいているんだなと思えた。今年一年嬉しかったことというのはファンの皆さんにあれだけ大きな声援をいただけたことに尽きる。中日ドラゴンズは離れますけれど、あと1ヶ月2ヶ月で自分が引退するのか現役を続けられるのか決まりますが、今年の声援と入団当初の声援、自分がスタメンをはったときのあの大きな声援は一生忘れることはないし、引退すればその声援を受けることはない。現役を続けられれば、その声援をいただける日が来るように頑張りたい。

大嶺祐太選手。



チャンスの場をいただいて結果で返すことができなかった。夏場調子が良くて支配下を考えてくれていた、自分でも手応えがある中でケガ。7月末に2回目の右肩の怪我をした時に緊張の糸が切れてしまって。今後野球をするかわからないが、しない方向が強い。力になれなくて申し訳ない、それだけ。入団してから先輩も後輩も気を遣ってくれてありがたかった。やりやすい環境を作ってくれた。単身だったので怪我した時に、何しに来てるのかなと考える時間が結構あって。落合コーチにはこれから報告しようと。なかなか会うことはできなかったが、最後に同じユニホームを着られたことには感謝している。そんなに対して成績を残していなかったのに、いろんな人に支えられてここまでできた。感謝しています。ロッテ時代の話になるが、初登板と入団会見の歓声は忘れられない。受け入れてもらえるのかなという気持ちもあったが、ファン、コーチ、監督、暖かく迎えてくれて本当に嬉しかった。16年間ありがとうございました。マウンドに上がる時は声援をもらって背中を押してもらった。勇気を持ってマウンドに上がることができた。感謝している。ナゴヤ球場最終戦、最後だと思って投げていた。

山下選手。



まだやり切れていない。三球団目で拾っていただいて感謝しているが、諦めきれないというのがいまの気持ち。2年間だったけれど来てくれてありがとうと。僕も拾っていただいて感謝を伝えた。今までプレーしてきたチームと比べると元気で明るくというのはドラゴンズに足りない。伝えさせてもらった。今季はキャッチャーを止めろという話から始まり、バッティングを生かす場面はもらった。自分の力不足。野球をやりたいという気持ちは強いが、家族と話し合う時間を作ってから考えたい。12年間プロ野球生活、まだやり切れていない気持ちがある。野球を続けたいと今は思っている。キャッチャー止めて外野に挑戦して、やっていくうちに違う野球観を見られた。打撃に専念できる新たな楽しさがあった。長打力を2軍では発揮できた。違う角度で見る野球、配球。またキャッチャーとしての考え方も変わった。トライアウト、基本は受けると思う。ことしは仙台でトライアウト、前にお世話になった球団、そこで受けたいなと思う。

佐藤優選手。



現役続行で考えている。力になれず申し訳ないという思い。結果を出せず悔しい気持ち。ドラゴンズ7年間、ファンの応援があったからこそできた。感謝している。来季以降、まだ続けられるという思いがある。迷いはありません。2018年、一軍で投げさせていただいたシーズン。そこが1番思い出に残っている。次に向けてしっかり準備をしていきたい。トライアウトを受ける方向で考えている。

渡辺勝選手。



来る時が来たなと。まだ野球はやりたいが未定。現役続行も選択肢にある。今季に限らずプロ野球は厳しい環境で苦しい思いばかり。すこしでも輝けるようにという気持ちでずっとやってきた。ドラゴンズにはすごくお世話になった。育成で入ったんで、支配下になってドームでやらせてもらってあの歓声というのはすごく嬉しかった。独立リーグとかは考えていない。家族もいるので。僕みたいな選手に応援してくれる方々がいて、少しですけれど関わらせてもらい、お話しできて、ありがたい気持ちでいっぱい。続けられるなら続けたい。やれるならやりたいという気持ち。ケガは自分のせいですし、新体制になってスタートから自分がうまく機能できていなくて、そのピースにはまらなかった。この一年はいろいろ大変でした。野球が下手だったんで7年間やらせてもらって、支えてくれた人に感謝したい。バンテリンでの初ホームランは自分の中ではうれしかったですし、みんなが喜んでくれた場面だったと思う。トライアウトは受ける予定ですが、まだわからない。

濱田達郎選手。



すごく球団からは待っていただいたという思いが強い。すごく中日ドラゴンズには感謝している。これから先のことは家族と話し合い決めていきたい。野球人生、苦しかった。ケガ続きで、みんなが野球をやっている中でリハビリ組に入り、楽しくないことなんだけれど、これからの人生に活かしていければ。大谷翔平、鈴木誠也、藤浪晋太郎、みんな頑張っていて悔しいが、今となってはみんなに頑張ってもらいたい。地元の球団でみんなに応援してもらい、結果を残せず申し訳ない気持ちでいっぱい。この10年間うまくいかない日々でしたが、応援していただいてありがとうございました。この何年かは腐りそうにもなったが、コーチの皆さんからもう少し頑張ろうと叱咤激励してもらった。この一年はそういう姿勢をみせないようにとやってきた。浅尾コーチから僕があまり良くない態度でリハビリしていて「もう少し頑張ろう」と言われた。合計6回手術、苦しかったことの方が多かったが、いろんな人に出会えた。今後、どんな苦境に立たされても乗り越えていけると思う。小笠原コーチ、山井さん、気を引き締めなければいけないなと思うことは多々ある。なかなか走ったり投げたりが思うようにできない。3年前、4年前から覚悟はあった。やっと来たかというところ。トライアウトはもう受ける予定はないです。

石田健人マルク選手。



なかなか一軍で結果を出せなかった。いい話があれば検討したい。ことし自主トレから柳さんにお願いして出来る限りのことはやってこの結果ということもあるので、すぐに来年頑張ろうとは決め切れない自分もいる。ドラゴンズに入った時に、大学では怪我で投げられていない状態で獲ってもらった。当時のピッチングコーチの岩田慎司さんが救ってくれた。ケガなくやれたし、いろんな人に支えてもらいながら、結果は出なかったけれどいい5年間だった。初めてナゴヤドームのマウンドに立った時、ちっちゃい頃から見ていたところに立ったというのは不思議な感覚でよく覚えている。こうやって支配下にもなれて投げられたので、頑張った甲斐はあった。岩田さんはフォームで悩んでいたたときに、もっと軽く考えよう、大丈夫だよと言ってくれた。ずっと自主練も付き合ってくれた。その後は浅尾さんにもお世話になった。いろんな人にサポートしてもらった。この一年が勝負だと思って、結果を出すために生活の比重を置いてやってきた。悔しいが、1年間やりきった感じはする。柳さんにも感謝している。どちらかと言うとやりきったという思い。

タバーレス選手。



自分自身にガッカリしている。チームのために何もできなかった。チームメイト、新しい仲間と知り合えたことは宝物。自分も一軍で投げることが目標だった。チャンスをいただけて一軍で投げられたことを嬉しく思う。今後は一度家族と話して、もう一度野球をやるのか、他の道を歩むのか、家族と話し合って決める。自分がこうやってドラゴンズでやれたのもファンの声援のおかげ。

ワカマツ選手。



自分自身にガッカリしている。来季、帰ってきてドラゴンズのためにプレーしたかった。こういう機会を与えてくれたことに感謝している。一軍に上がってすぐに怪我してしまった。一軍に上がったからにはチームの役に立ちたかった。とてもいい経験になった。寮生として多くの時間を過ごすことができた。日本の野球、文化に関しても2年ではあったが学べたことは良かったなと思う。まず野球を続けていくかどうかがはっきりしていない。家族と話した上で決めていきたい。こうやってドラゴンズに迎えていただいて、ファンの声援があったので頑張れた。昇竜館、自分が来た時、すごく歓迎してくれたことを感謝している。いい関係性を持った仲間と離れることは寂しい。アメリカに帰ってもコンタクトを取りたい。練習量が多い。やればやるほど身になるということは感じた。

滝野要選手。



4年間だったが一軍ではなかなか結果出せず悔しい気持ちもある。4年間、自律神経系の病気と向き合いながらの4年間だった。体調と戦いながらの4年間だったので、苦しかった部分もある。もうちょっとできたかなという気もあるし、でも、後悔はしていない。自分の中では苦しいことが9割くらいだったけれど、公にはせず最後までやろうとできたのはよかった。一軍でも少し使ってもらった、チャンスをもらった時期もあった。そこを活かせなかったのは自分の力不足でもあった。前半戦はずっとケガ、一軍に上がった時に結果も出たのでちょっとはやれるかなとも思ったが、自分は調子を落として2軍に落ちてしまった。まだ自分自身、体調面とか心の整理はし切れていない。でも野球は続けていきたいという気持ちはある。この一週間くらいでしっかり考えたい。ことしは一軍にいる期間が少ないが、円陣の声出しなどで僕のことを知ってくれたり、カニのハサミを頭につけて応援してくれる人もいて励みになった。2019年夏くらいから発症してしまった。病院などに通いながらも波があった。初めはそう見られるのが嫌だったが、それが本当の自分なので公表するのも悪くないと思っていた。睡眠が取れなかったり、自宅にいる時とか、きつい部分があった。去年、川崎宗則さんに電話いただいた。去年から年明けが一番状態が悪かった。心の病気は外から見えない、戦っている人は社会にたくさんいる。もっと勉強してそういう方たちの力になるようにいま動いている部分も多少ある。YouTubeはやろうと思っている。



どの選手もまだまだ人生は長い。次のステージでも輝けることを願っています。お疲れさまでした。ありがとうございました。

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