『近鉄12200系新スナックカー ラストラン』 日々
土曜日はいつもと同じく我が子を水泳教室へ連れていきます。その後、どうするか…? きょう我が子が「電車が見たい」と言ったら、近鉄米野駅へ行くと決めていました。そしてこちらの期待通りの行動に。入場券を購入して駅構内に入ります。
いきなり近鉄名阪特急「ひのとり」が2編成、並びました。何度見ても素晴らしいデザイン。鉄道友の会・2021年「ブルーリボン賞」に選ばれた「ひのとり」、誇らしげに受賞記念のロゴマークが掲出されています。
隣接するJR東海の車両基地には、まだデビュー前の新型特急列車「HC85系」が停まっています。「ひのとり」も「HC85系」も、新型列車の魅力がいっぱいです。
新しい列車が登場する一方、消えていく列車があります。ことし2月、定期運用を外れた近鉄12200系「新型スナックカー」。このブログでもその際には記事、写真をアップしました。そしてきょう、本当の「ラストラン」を迎えました。「ラストラン乗車ツアー」のラストの地、近鉄名古屋駅にやってくる近鉄12200系を、米野駅で出迎え、見送るために来たのです。駅には鉄道ファン20〜30人ほどがすでにカメラを構えていました。
15時26分ごろ、「ラストラン 12200系」と掲出された臨時列車がやってきました。
ちょうど上りと下りの列車が重なり「被ってしまって撮れないかも!?」と焦りましたが、無事に撮影できました。近鉄名古屋駅へと向かっていきます。
が、車庫に入る前に米野駅にはもう一度、12200系が戻ってくるのです。それを待ち構えます。「ひのとり」と並ぶ姿が、新旧交代という寂しさをさら大きくします。
そして最後、我が子は「さようなら」と言いながら手を振り、12200系を見送っていました。
その容が見えなくなるまで…。
もうすぐお別れという列車は何度も見ましたが、真の「ラストラン」は、私もきょうが初めてです。
さようなら、近鉄12200系新スナックカー。