『007 /ノータイム・トゥ・ダイ』 日々
子どもが生まれるまでは1年間に新作映画を50本以上観ていた私。今でも映画は好きですが、なかなか観に行けなくなってしまいました。しかし、この作品は本当に心待ちにしていました。新型コロナウイルスの感染拡大さえなければ2020年2月に公開されるはずだったのに、やっとことし10月に公開。それから1か月が経って、私も映画館に行くことができました。『007』シリーズ25作品目、『007/ノータイム・トゥ・ダイ』です。
私が生まれる前の1962年に公開された『007/ドクター・ノオ』から全て観ています。DVDも持っています。ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドは今回の作品が最後。さあ、どんな作品になっているでしょうか…。
結論、最高。もう最高。163分という上映時間ですが、1分の無駄もない演出で、全く気になりません。オープニングからグイグイ引き込まれます。そしてかつての『007』シリーズへのオマージュ、敬意が盛り込まれていて、これも過去の作品を観ている者にはもうたまりません。エンドロールの曲まで…あぁ、ネタバレになっちゃいます。
ラストは今までのシリーズになかった展開で意外でしたし、これまで描かれることはなかった親子愛もまた「バンドらしくない」といえばそうかもしれません。でも、そんなことを全て含めて、ダニエル・クレイグが演じるボンドの集大成といっていい作品でした。心から、観て良かったです。もう一度観に行きたくなっています。
「ボンド、カッコいいなぁ、最高だなぁ」と帰宅。洗濯物を取り込み、掃除機をかけ、我が子を保育園に迎えにいく私でした(笑い)。