『人生相談』 日々
わたしはスマートフォンで情報収集、というのが当たり前になっています。が、その一方で「活字」が好き。新聞、雑誌、本を読むことも大好きです。毎朝、出社すると新聞各紙に目を通します。スポーツ新聞だけではないですよ(笑い)。速報性ではインターネットに及びませんが、新聞ならではの街ネタや分析記事など、読み応えのあるものもたくさんあります。そんなわたしが最近、じっくり読んでしまうのが「人生相談」欄です。
世の中にはいろんな悩みがあります。それはわかるのですが、その悩みはわたしが想像できないような重荷だったり、一方で、そんなこと気にしなければいいのに…と思うものだったり。それでもすべて、当人にとっては重い軽いがない「悩み」なんですね。
そして、その悩みにこたえる識者の言葉が、また感心させられるんです。こんな言葉、考えがよく出てくるなあ。だからこそ人生相談の回答者に選ばれているんだな、と。
作家・伊集院静氏が「人はそれぞれ事情を抱え平然と生きている」と言いました。「人間ひとりがこの世を生き抜いていこうとすると他人には話せぬ事情を抱えるものだ。他人の抱える事情は、当人以外の人には想像がつかぬものがあるとわたしは考えている」と。
「人生相談」欄はもちろんですが、いろんな人の生きざまが新聞には詰まっています。そう思って読んでいます。