『8年ぶりAクラス決定!』 日々
きょうは『ガッツナイター・中日対DeNA』の実況担当、井端弘和さんと共にお送りしました。ドラゴンズは見事に勝利して、2012年以来8年ぶりのAクラスを決めました。やった~!
優勝を目指して戦うプロ野球、わたしもAクラスで喜んでいいのかという思いはありました。ただ、7年連続Bクラスという負の歴史にピリオドを打つというのも、優勝を逃した次の目標としてはとても大切だったと思います。大野雄大選手がプレッシャーのかかる中、しっかりと結果に結びつけたのも素晴らしい。その後を受けた又吉克樹選手、祖父江大輔選手もしのいでしのいで無失点で勝利に導いた、苦しんで苦しんでつかんだAクラスです。
でも、井端さんが「このAクラスがよかったかどうか、それを決めるのは来季です」という言葉は非常に重く、また真実であると思います。負の歴史を止めたのは大切ですが、これを生かすのが来季の「義務」であり、目指すはもちろん優勝です。
そしてコロナ禍のシーズン、6月開幕というまさかのスタート。私は6月26日、ナゴヤドームの開幕戦、対広島の実況を担当しました。無観客でしたが、とても胸が熱くなりました。多くの関係者の努力、工夫、我慢によって開幕までこぎつけたと思うと、わたしたち伝える側の責任も例年以上に重いと感じていました。体調管理はもちろんですが、間違っても自分の油断で新型コロナウイルスに感染してはいけないと、日常生活にもかなりの注意を払ったシーズンでもありました。例年より少ない17試合の実況担当、そして一度もグラウンドに降りることがなかった、さらに選手に直接取材することが一度もできなかったシーズンでしたが、それでも無事に、わたしもプロ野球界も今季を終えられそうで、本当に良かったです。
17試合、わたしなりに悔いなく実況できたことを誇りに、周りに感謝して、またあしたから『大澤広樹のドラゴンズステーション』をお届けしていきます!