きょうはオープン戦・中日ドラゴンズ対千葉ロッテマリーンズの実況担当でした。初めての「無観客試合」の実況担当です。試合前、中日・郡司裕也選手が「無観客で音が響くので、キャッチングを失敗したときにバレる」と笑いながら教えてくれました。なるほど。いいキャッチングで「バチーン！」と音が響くことがあれば、「パスッ」と悲しい音がすることもあります。歓声の中であれば気づかれなくても、無観客では両チームに気づかれてしまいます（笑い）。キャッチャーならではの「悩み」です。試合前、根尾昂選手に取材して私がメモをまとめていると、その根尾選手の隣に石橋康太選手が座り、二人でロッテの練習を見ていました。7と58。「名古屋」です。ま、私はそんなことにはまったく気づかず、ツイッターでフォロワーの方が教えてくれました。

今季から東海ラジオでプロ野球解説をしていただく大西崇之さんと初コンビです。オープン戦、まだ開幕まで約一カ月以上はかかりそうな状況ですので、ただまじめに野球を伝えるのではなく、大西さんの人柄が出るような野球中継をしたいと思う一方、私も久しぶりの実況なのでビシッと喋りたいという思いを、バランスを取りながらお送りしました。

無観客試合、まず集音マイクの性能の高さに驚きました。選手間の指示の声までしっかり拾って私の耳にまで届いていました。そして記者席だけでなくもしかしたらグラウンドまで私の声が響いてしまうのではないかという羞恥心との戦い。さらにプロ野球はやはりお客さん、ファンがいてこそのものだという思いが強くなりました。

これから先、私も何をやればいいのかよくわかりません…汗。でもプロ野球開幕まで、みんなで頑張ろう！