『長期休暇の理由』 日々
きょうは『ガッツナイター・中日対日本ハム』の実況担当。16日(日)は日帰りで千葉・ロッテ対中日を実況し9回裏5点差サヨナラ負け、中一日で18日(火)は中日対西武を実況しナゴヤドームワーストタイ記録となる16失点での大敗。なかなかキツい試合を担当したうえに、毎日2時間の生放送。おかげでまあまあのどの調子が悪く、また声が出なくなってしまうのではないかと不安はあったのですが、ドラゴンズがやってくれました!
難敵・日本ハム有原選手を攻略し4対2で快勝、連敗を3で止めました。やっぱり勝つっていいですね~。ちなみに中日選手がセパ交流戦期間中、ナゴヤドームで記録した本塁打は藤井選手ときょうの高橋、ビシエド選手だけなのですが、全部私が実況でした。うれしいような悲しいような…。でも勝った勝った!
けさ、保育園に我が子を送っていくと、保育士の先生に「○○くんのお父さん(私のことです)、2週間お休みなんですね!」と声をかけられました。私の勤務先くらいは書類を提出しているから先生方もご存じかもと思っていましたが、アナウンサーだとは気付かれていないだろうと入園から1年3カ月、ずっと思っていました。だけど、もう皆さん知っていたんですね…汗。「夫がお父さん(私)のラジオ、聴いてるんです。大澤アナウンサー、聴きやすいんだよと言ってますよ。きのうは一緒に聴いていました」。これからはひげをそって小ぎれいにして保育園に送っていかないといけませんね(笑い)。で、本題ですがあさって23日(日)から7月7日(日)まで、15日間のお休みをいただきます。デスクのパソコンにもこんな張り紙をしました。
昨秋、私が『ドラゴンズステーション(当時はパーソナリティ未定)』のプロデューサーだけでなく、月曜日から金曜日までメインで喋ってほしいと打診を受けたとき、ひとつの「条件」として出したのが「年二回の長期休暇」なんです。会議ですぐに認めていただきました。源石アナの「育休」の例でわかるように、東海ラジオは決して休ませてくれない会社ではないんです。ちなみに私、いままで申請した有休休暇、あるいは代休消化希望が却下されたことなど一度もありません。私はそもそもそんなに休みたいと思っていない、どちらかと言うと休むより仕事をしたいと思っているタイプです。だからすごく長期休暇が欲しいと思っているわけではないんです。ただ、長期休暇をお願いしたのには理由があります。
東海ラジオのアナウンサー、いわゆる「局アナ」で、生放送に出演している時間が一番長いアナウンサーとして、私が率先して長期休暇を取ることで「働き方改革」のわかりやすい見本になろうと思ったんです。休みを上司に言いづらい空気はないと思うのですが、東海ラジオは有給休暇の消化率などは良くないようです。また、まとまって2週間を休ませてくださいと言い出す社員もいないようです。もちろんその実現には周りの協力と、本当に自分しかできない仕事があるのであれば(そもそもそんな仕事はないと思っているのですが…)、その仕事をきちんと達成しておくことは必要だとおもいます。その上でどんどん休めばいいと思うんです。
ちなみに私の2019年5月末時点での振休、消化できていない休日は「10日」、有給休暇は「39.5」日です。今月、規定の休日は「10日」、6月22日までで私の休日は「4日」なのであと「6日」休まなければいけません。23日から長期休暇に入ろうとも6月の私の休日は「12日」で、振休を2日消化しただけなんです。7月は東海ラジオの休日は「9日」、私の休日は「13日」、4日消化しただけ。つまり私が15連休を取っても、たまっている振休+有給休暇の49.5日から6日減っただけなんです。休みを使い切る、これは本人だけでなく世の管理職の皆さんもきっと頭を悩ませることでしょう。私が2週間休んでもまだ43.5日も残っているんですから…。それでもこれが「働き方改革」の第一歩、きっと私より年下の東海ラジオ社員の役に立つだろう、というか役に立ってほしいというか(笑い)。
元々、休みたいと強く思っているわけでもないので、休むのもみんなに迷惑をかけぬようプロ野球の試合がない交流戦予備日の周辺を選びました。海外に行くわけでもなく、国内を家族で、また一人で旅させてもらいます。私の仕事のパフォーマンスも上がり、東海ラジオ全体にもプラスの長期休暇になりますように。
あしたは「中日ドラゴンズ de 恋活」のMC、そして『ガッツナイタースペシャル』で今季初めてベンチレポーターを務めて、帰宅後は我が子の3歳の誕生日を祝います。