『甲子園だけが高校野球ではない』 日々
母校・加納高硬式野球部の夏が終わりました。
勝てば91年以来のベスト8(私もメンバーでした)も
強豪・中京高に10対0、6回コールド負け、
しかし、8年ぶりの16強の栄誉が色あせることはありません。
後輩たち、よく頑張った!
このグラブは
高校時代に私が使っていたもの。
約20年前の汗が染み込んでいます。
野球部での3年間、
辛い思い出の方が多いけれど、
やっぱり野球を辞めなくて良かったなと思います。
今年の3年生のうち、
2人がベンチに入れませんでした。
メンバー選考にどれだけ頭を悩ませ、心を痛めたか、
監督から聞いています。
詳しいことは書けませんが、
2人にはそれぞれ事情があり、
そのことを思うだけで私は目頭が熱くなります。
2人は悔しかったでしょう。
辛かったでしょう。
他の3年生も辛かったはずです。
しかし、メンバーに漏れた後、
2人は今までよりも率先して練習を手伝ったそうです。
勝ち負けは大事です。
でも、高校野球は教育の一環でもあります。
ベンチに入れなくても
その2人の姿こそ、加納高野球部です。
2人の姿を見て何を感じたか、
明日からの新チームが証明してくれるはずです。
私の大好きな一冊、『甲子園だけが高校野球ではない』のタイトルが
胸に一層沁みた
今年の加納高硬式野球部でした。
3年生部員、保護者の皆さん、
そして応援していた在校生、卒業生の皆さん、
お疲れさまでした。