『人呼んで忍者寺』 日々
ただいま、
しらさぎ号で金沢から名古屋に向かっています。
昨夜は試合後、
山﨑武司さん、森アナ、吉川ディレクターと
海の幸を堪能しました。
観光客が急増している金沢。
昨日、
私もどこに行こうかと思案していると、
某スポーツ紙・K記者から
「妙立寺(みょうりゅうじ)が面白いですよ」との情報が。
行ってきました。
拝観は予約制なのですが、
私はひとりだったので
飛び込みで入らせていただきました。
そう、
このお寺は必ずガイドが付きます。
ガイドがないと堪能できないのです。
妙立寺は人呼んで「忍者寺」。
なぜ「忍者寺」と呼ばれるのか。
忍者とはなんの関係もありません。
しかし、堂内には多くの仕掛けがあるのです。
上の写真は物見台。
金沢城へは光によって通信ができました。
また敵の動きも一望できます。
このお寺は
江戸幕府ににらまれる加賀藩を守るために
監視所として1643年に作られたのです。
堂内は撮影禁止なので、
パンフレットからご紹介したいのですが、
「伝説の井戸」は井戸の中に横穴があり、
金沢城まで続く逃げ道になっていたとも言われています。
「仕掛け賽銭箱」は
落とし穴になります。
「本堂裏の隠し階段」は
床下に逃げた後、戸を閉めると
自動ロックになって開けられなくなります。
「へぇ〜」「すごい」の連続。
江戸幕府の命令で
三階建以上の建築は禁止されていました。
妙立寺の外観は二階建、
しかし中二階、中中二階など複雑な構造で
内部は四回建七層にもなっているんです。
命を守るため、国を守るため、
当時の英知を集めた建築物と言っていいでしょう。
まさに要塞です。
金沢旅行の際にはぜひ
妙立寺を加えてください。