『これからも』 日々
試合途中の実況交代という失態から6日。
きょう、とりあえず最後まで
『ガッツナイタースペシャル・中日vs.ヤクルト』を喋り終えることができました。
きょうはナゴヤドームでも多くの関係者から声をかけていただき、
またたくさんのLINEを試合前、試合後に頂戴し、
そしてリスナーの皆さんには
FacebookページやTwitterで励ましていただき、
大変に感謝しております。
まずは
ありがとうございましたと言わせてください。
入社3年目の初実況のときよりも、
きょうの方が緊張したかもしれません。
前夜もあまり眠れなかったですし、
試合開始直前も
浮かない顔をしていて心配していただいたり。
本当にきょうが最後になるかもしれないなと思いながら、
放送席に座りました。
聴きなおしてみると、
立ち上がり当初はビビりながら声を出してますね。
5回くらいになってやっと
「なんとかいけるかも」と思うようになりました。
ミキサー担当者にも
「大丈夫かな?」と確認したり。
質問された方も困るでしょうが…。
「延長戦になったら声がもつのか…」という不安は
ずっと付きまといましたが(笑い)。
その意味でも、
「藤井選手、ありがとう!!」と。
いろいろと大変な1週間が過ぎました。
木曜日、
実家でのこと。
帰り際にいつも母から紙袋を渡されます。
中には果物やお菓子やいろいろ入っているのですが、
この時は初めて「のど飴」が入っていました。
親にまで余計な心配をかけてしまった…と、
ありがたい気持ちと共につらい気持ちになりました。
なんとか土曜日、
元気な声を届けたいと。
イニングの間はずっと
その飴をなめながら
喉を休めていました。
なんとか最後まで喉がもってくれました。
・・・・・
喉のことを気にしながらしゃべっている時点で、
実況の質という点では
まだまだだったと思います。
ただ、
自信が完全に回復したわけではありませんが、
なんとか今後もしゃべれそうだという気持ちにはなりました。
あらためて、
温かいメッセージをお寄せいただいた皆さん、
ありがとうございました。
感謝の気持ちは
これからの放送でお返ししていきます。